大東亜戦争(太平洋戦争)に対する評価
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「アーノルド・J・トインビー」の記事における「大東亜戦争(太平洋戦争)に対する評価」の解説
トインビーは大東亜戦争(太平洋戦争)について、『オブザーバー』1956年10月28日で、「アジア・アフリカを200年の長きにわたって支配してきた西洋人は、あたかも神のような存在だと信じられてきたが、日本人は実際にはそうでなかったことを、人類の面前で証明した。これはまさに歴史的な偉業であった。…日本は白人のアジア侵略を止めるどころか、帝国主義、植民地主義、人種差別に終止符を打ってしまったのである」「日本人が歴史に残した業績は、アジアとアフリカを支配してきた西洋人が過去二百年間考えられてきたような不敗の半神ではないことを明らかにしたことである。イギリス人もフランス人もアメリカ人もみなバタバタとドミノ倒しのようにやられてしまった。そしてアメリカ人だけが何とか軍事上の栄誉を保ちつづけたが、他の二国は不面目な敗北を喫した」と述べている。また『毎日新聞』1968年3月22日において、「1840年のアヘン戦争以来、東アジアにおける英国の力は、この地域における西洋全体の支配を象徴していた。1941年、日本は全ての非西洋国民に対し、西洋は無敵ではないことを決定的に示した。この啓示がアジア人の士気に及ぼした恒久的な影響は、1967年のベトナムに明らかである」と述べている。
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