夢あさま【ユメアサマ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10887号 |
登録年月日 | 2002年 12月 16日 | |
農林水産植物の種類 | もも | |
登録品種の名称及びその読み | 夢あさま よみ:ユメアサマ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 小沢治 | |
品種登録者の住所 | 山梨県東八代郡豊富村木原869 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小沢治 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「浅間白桃」の枝変わりであり、果形が扁円、果実の大きさが大、果皮の地色が乳白、果肉の色が白の育成地(山梨県東八代郡豊富村)では7月中旬に成熟する中生種である。樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さは細、節間長は中、枝梢の色は緑である。葉の形、葉縁の波打ち及び葉の大きさは中、色は緑、光沢は多、蜜腺の形は腎である。花形は普通咲、花の大きさは中、花弁の数は単弁、形は楕円、波打ちは有、大きさは中、色は淡桃、雌ずいの健否は無、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は鮭肉、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は扁円、果頂部の形は凹、凹みは浅、梗あの深さは深、広さは広、赤道部の縫合線の深さは浅、果頂部の縫合線の深さは中、果実の大きさは大、果皮の地色は乳白、果皮の着色の多少は多、濃さは濃、形は条、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は白、果肉内及び核周囲の着色は微、果肉の粗密は密、果肉繊維の多少及び果皮の剥離性は中、肉質は溶質、果汁の多少及び甘味は多、酸味は微、渋味及び苦味は無、香気は中である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は短楕円、大きさは大、色は褐、核面の粗滑は滑である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は101~110日で育成地においては7月中旬である。果実の着色の難易は易、生理落果及び核割れの多少は少、裂果は微である。「浅間白桃」と比較して、花粉が有ること、果実の外観が扁円であること等で、「白鳳」と比較して、果実の外観が扁円であること、果実が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に育成者の果樹園(山梨県東八代郡豊富村)において、「浅間白桃」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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