多角化と挫折とは? わかりやすく解説

多角化と挫折

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 13:51 UTC 版)

武庫川車両工業」の記事における「多角化と挫折」の解説

同社は、鉄道車両製造修繕通じて身につけ、蓄積した鈑金製缶といった金属加工技術生かして1960年代後半高度経済成長期多角化志した多角化背景には、本業車両製造修繕部門が、同時期の阪神輸送力増強のために毎年のように新車発注していたことから、業績順調に発展していたこともあり、新規事業進出しやすいといったことが挙げられる。こうして車両主軸総合機械メーカー目指し同社は、1972年9月設計部門の子会社である武庫川技研株式会社設立同年11月には油圧機器メーカー三共マシン株式会社買収子会社とした。こうして同社事業内容車両製造修繕中心に製缶鉄骨加工石油販売電気機器製造鋼材販売などの分野大きく拡大総合機械メーカーへと踏み出したまた、この時期には、鉄道車両分野でも阪神以外に京福電気鉄道にも販路拡大している。 ところが、1973年10月発生した第四次中東戦争端を発した第1次石油ショックが、同社拡大路線大きな影を落としてしまう。車両部門親会社阪神車両発注した急行車両冷房改造携わるなどして利益確保することができたが、それ以外事業分野大幅な欠損生じてしまった。同社苦境打開のために事業縮小決意事業車両製造修繕機械製缶得意分野絞って武庫川技研三共マシン廃業累積損失解消するために工場土地・建物売却して1983年には本社鳴尾浜移転した。こうして経営再建図った結果同社業績順調に回復した

※この「多角化と挫折」の解説は、「武庫川車両工業」の解説の一部です。
「多角化と挫折」を含む「武庫川車両工業」の記事については、「武庫川車両工業」の概要を参照ください。

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