外国馬の不参加
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 08:55 UTC 版)
「第39回ジャパンカップ」の記事における「外国馬の不参加」の解説
ジャパンカップ創設以来初めて外国調教馬の出走がなく、すべて日本調教馬の15頭による競走となった。 2019年10月10日にJRAが発表した予備登録馬は以下の27頭で、内訳はアイルランドから7頭、イギリスから5頭、フランス、ドイツから1頭ずつ、アメリカ合衆国から4頭、オーストラリアから9頭。 予備登録馬(2019年10月10日JRA発表)調教国調教師馬名(日本名)生産国性齢主な実績通算成績出否格開催名称着順アイルランド A.オブライエン アンソニーヴァンダイク アイルランド 牡3 G1 イギリス イギリスダービー 1着 12戦5勝 辞退 ハンティングホーン アイルランド 牡4 G3 イギリス ハンプトンコートS 1着 21戦2勝 キューガーデンズ アイルランド 牡4 G1 フランス パリ大賞 1着 16戦5勝 マジカル アイルランド 牝4 G1 アイルランド 愛チャンピオンS 1着 20戦8勝 マジックワンド アイルランド 牝4 G1 アイルランド 愛チャンピオンS 2着 18戦2勝 サードラゴネット アイルランド 牡3 G3 イギリス チェスターヴァーズ 1着 5戦2勝 D.ウェルド タルナワ アイルランド 牝3 G2 アイルランド ブランドフォードS 1着 9戦4勝 イギリス C.アップルビー ガイヤース アイルランド 牡4 G1 ドイツ バーデン大賞 1着 8戦5勝 I.ウィリアムズ ゴールドマウント イギリス 騸6 G1 香港 クイーンエリザベス2世C 2着 29戦8勝 A.ボールディング ピヴォワン アイルランド 騸5 特になし 22戦6勝 C.フェローズ プリンスオブアラン イギリス 騸6 G3 オーストラリア ホッサムH 1着 35戦5勝 E.ダンロップ レッドヴァードン アメリカ 騸6 G3 イギリス シルヴァーC 1着 31戦7勝 フランス G.ビエトリーニ グランドグローリー イギリス 牝3 G1 フランス フランスオークス 3着 4戦2勝 ドイツ W.ヒクスト アルーナク フランス 牡4 G3 ドイツ Preis der Sparkassen Finanzgruppe 1着 12戦4勝 アメリカ B.コックス アークロウ アメリカ 牡5 G1 アメリカ ジョーハーシュTC 1着 23戦6勝 W.モット チャンネルメイカー カナダ 騸5 G1 アメリカ マンノウォーS 1着 28戦5勝 T.アルバートラニ サドラーズジョイ アメリカ 牡6 G1 アメリカ ソードダンサーS 2着 25戦6勝 R.アトフィールド ティズアスラム カナダ 牡5 G2 カナダ ニジンスキーS 1着 27戦9勝 オーストラリア J.カミングス アヴィリオス イギリス 騸5 G1 オーストラリア ジョージメインS 1着 21戦11勝 K.リース ビッグデューク アイルランド 騸7 G1 オーストラリア タンクレッドS 2着 39戦7勝 C.ウォーラー フィンシュ イギリス 騸5 G3 フランス ルー賞 1着 13戦4勝 M.ウィリアムズ ゲイローチョップ フランス 騸8 G1 オーストラリア ランヴェットS 1着 31戦13勝 C.ウォーラー キングズウィルドリーム アイルランド 騸5 G1 オーストラリア ターンブルS 1着 17戦7勝 K.リース ムスタジアー イギリス 騸6 G1 アイルランド タタソールズGC 3着 19戦4勝 レッドカーディナル アイルランド 騸7 G2 ドイツ オレアンダーレネン 1着 22戦7勝 A.トリンダー ミスティックジャーニー アイルランド 牝4 G1 オーストラリア オーストラリアンギニー 1着 16戦11勝 P.プレスカー トルセドー アイルランド 騸7 G3 イギリス サガロS 1着 23戦5勝 このうち最後まで出走の見込みがあったのが、プリンスオブアランだった。11月8日、G1メルボルンカップで2着となった後、調教師のチャーリー・フェローズがジャパンカップに出走することを公表。自身のTwitterにて「プリンスオブアランはパスポートにスタンプを増やします。次のスタートは24日に日本で。メルボルンカップをきちんと走り切った彼は月曜(11月11日)にも日本へ向かいます」とし、「日本のトップ騎手か、コースをよく知るイギリスの騎手を起用したい」と発表していた。 しかし翌11月9日、プリンスオブアランはゲート内で落ち着かせるために使用する「バリアブランケット」が日本では使用不可能であることから、出走を断念することとなった。同馬の回避により、予備登録のあった全ての外国馬がジャパンカップに出走しないことになった。JRAの国際担当理事は「非常に残念。今後盛り上げることができるよう努力してまいりたい」と発言した。 ジャパンカップ直前の11月22日、東京都港区のコンラッド東京で180人の世界13か国の競馬主催者、出走馬関係者を招いてウェルカムパーティーが行われた。パーティーの始めにJRAの後藤正幸理事長は、外国調教馬が不在のジャパンカップとなった理由として「検疫の問題」「馬場構造の違い」「各国主催者間の競争の激化」「日本(調教)馬の資質の向上」を挙げるスピーチを英語で行った。
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