外国馬の参戦について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 03:52 UTC 版)
「ジャパンカップ」の記事における「外国馬の参戦について」の解説
ジャパンカップを含む一連のジャパン・オータムインターナショナルシリーズの直後に、香港国際競走が行われ、そちらへ外国調教馬の参戦が多くなりつつあり、実際ジャパンカップは2019年の開催で外国馬の参加が一頭もないという異常事態となったことを踏まえ、2021年6月28日に日本中央競馬会関西定例会見(大阪市)の席で、「これまで、外国馬の関係者からは、帯同馬を連れていきたいが、走るレースがないと聞いたことがあったのです。今はジャパンカップの前日(平年の第5回東京競馬第7日)に「キャピタルステークス」がありますが、今年(2021年)から、外国馬の大量参戦を促すために、ジャパンカップが開催される週に、賞金条件戦クラスで国際競走を新設する」ことを目指すと、国際・競走担当理事の臼田雅弘が明かした。 そして2021年8月1日に発表された「令和3年度秋季競馬番組」において、調教などで帯同する予定の馬の出走機会を拡大しつつ、ジャパンカップに出走を予定する外国馬がジャパンカップに出走しやすい環境を提供することを目指し、次の競走を国際競走に指定することになった。 競走名施行競馬場開催日・競走番号出走条件距離(一般競走) 東京競馬場 第5回東京競馬第7日第8競走 3歳以上・2勝馬クラス ダート1400m シャングリラステークス 第5回東京競馬第7日第10競走 3歳以上・3勝馬クラス オリエンタル賞 第5回東京競馬第8日第9競走 3歳以上・2勝馬クラス 芝2000m ウェルカムステークス 第5回東京競馬第8日第11競走 3歳以上・3勝馬クラス さらに、外国馬はこれまで、競馬学校(白井市)か、三木ホースランドパーク(三木市)の国際厩舎で原則1週間程度の検疫を受けなければならなかったが、より一層の外国馬の参戦を促す観点から、東京競馬場内馬場内に、国際厩舎の建設を行うことになった。これは諸外国においてはレースが開催される競馬場内での検疫が行われるのが通例であり、その流れを受けてのものである。2022年5月末に完成し、秋競馬には運用できる予定である。これにより、外国馬は国際厩舎6棟・最大12頭が検疫を受けながら、競馬場で直接調整できるようになるという。
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