壮語とは? わかりやすく解説

そう‐ご〔サウ‐〕【壮語】

読み方:そうご

[名](スル)意気盛んなことを言うこと。えらそう大きなことを言うこと。また、その言葉壮言。「酒の勢いで—する」「大言—」

「壮語」に似た言葉

チワン語

(壮語 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/09 13:36 UTC 版)

チワン語
壮語
Vahcuengh
話される国 中国
 ベトナム
地域 中国広西チワン族自治区貴州省雲南省広東省、ベトナム北部
話者数 1800万人
言語系統
タイ・カダイ語族シナ・チベット語族説も)
表記体系 ラテン文字
公的地位
公用語 広西チワン族自治区
統制機関 -
言語コード
ISO 639-1 za
ISO 639-2 zha
ISO 639-3 zhaマクロランゲージ
個別コード:
zch — 中紅水河壮語
zeh — 東紅水河壮語
zgb — 桂北壮語
zgm — 民講
zgn — 桂邊壮語
zhd — 文麻壮語
zhn — 硯廣壮語
zlj — 柳江壮語
zln — 連山壮語
zlq — 柳黔壮語
zqe — 丘北壮語
zyb — 邕北壮語
zyg — 德靖壮語
zyj — 右江壮語
zyn — 邕南壮語
zzj — 左江壮語
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チワン語(チワンご、Vahcuengh/Vaƅcueŋƅ古壮字: 話僮/话僮中国語: 壮語/壯語/僮語/僮语/Zhuàngyǔ)は、中国南部の広西チワン族自治区を中心に、周辺の雲南省貴州省広東省ベトナム北部などに住むチワン族言語。約1800万人の話者がいる。

概要

語彙音韻の面でタイ語と深い関連を持ち、同系言語と考えられる。主に北部方言と南部方言に分かれ、その差異は比較的大きい。北部方言の場合、標準的とされる広西チワン族自治区南寧市武鳴区(旧・武鳴県)の発音では、6つの声調を持つ声調言語である。

母音には長短の対立が見られる。有声破裂音の b と d に軽い吸着がみられ、mb, nd と表記される。n に対する ny のように、口蓋化した子音群がある。語法の面では、語形変化は無く、豊富な類別詞を持つ。基本的に修飾語は被修飾語の後に置かれる。広東語を含む中国語からの借用語が多い。

チワン語の書籍

文字

正書法としてもともと大衆が使える文字は無かったが、祭祀者は経典や祭祀方法などを記録するために古壮字を考案して使用していた。古壮字は、漢字をそのまま借用して当て字訓読みに使ったり、漢字の構成法を利用して作り出した漢字風の文字で、1300年以上前から使われていたことが知られており、字種も1万種以上が確認されている。

1957年にはラテン文字を基本にし、声調等の表記にキリル文字などを取り入れた表記法が定められたが、印刷の不便などから、1982年にはラテン文字だけの表記が新たに定められた。しかし方言の表記がしづらく、中国語を理解する人が多いため、普及の度合いは低い。広西チワン族自治区内の多くの役所や駅の看板は、漢字とラテン文字化によるチワン語の併記がなされており、中国の人民元紙幣にもチワン語が併記されている。

発音と表記法

子音
IPA 1957 1982 IPA 1957 1982 IPA 1957 1982 IPA 1957 1982 IPA 1957 1982
[p] B b B b [ɓ] Ƃ ƃ Mb mb [m] M m M m [f] F f F f [p̚] P p P p
[t] D d D d [ɗ] Ƌ ƌ Nd nd [n] N n N n [θ] S s S s [t̚] T t T t
[k] G g G g [ɣ] R r R r [ŋ] Ŋ ŋ Ng ng [h] H h H h [k̚] K k K k
[ɕ] C c C c [j] Y y Y y [ɲ] Ny ny Ny ny [l] L l L l [v] V v V v
[pj] By by By by [kj] Gy gy Gy gy [mj] My my My my [kv] Gv gv Gv gv [ŋv] Ŋv ŋv Ngv ngv
  • 韻尾内破音 p, t, k は、第8声(中促調)の場合には b, d, g と表記する。
母音
IPA 1957 1982
[a] A a A a
[e] E e E e
[ɘ] Ə ə AE ae
[i] I i I i
[o] O o O o
[u] U u U u
[ɯ] Ɯ ɯ W w
声調
声調番号 調類 五度式 1957 1982
1 中昇調 24 (表示なし)
2 低降調 31 Ƨ ƨ Z z
3 高平調 55 З з J j
4 中降調 42 Ч ч X x
5 高昇調 35 Ƽ ƽ Q q
6 中平調 33 Ƅ ƅ H h
7 高促調 55・35 (韻尾が p、t、k)
8 中促調 33 (韻尾が b、d、g)
  • 第7声(高促調)は、韻母長母音の場合には昇促調 (35) となる。

関連項目

外部リンク


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