基本設定と世界観
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 00:10 UTC 版)
本シリーズは、これまでのシリーズとは全く異なる完全新作であり、新規設計の玩具に新しいギミックや仕様を盛り込んだだけでなく、世界観や登場人物などのストーリーも刷新。従来のシリーズでは地球から遠く離れた惑星Ziを舞台にしていたのとは異なり、本作では地球が舞台となり、ゾイドは数万年前に宇宙から飛来した1つのゾイドコアより誕生して生態系の頂点になったメカ生命体に位置づけられた。ゾイドは、地中から発掘した骨(ボーン)に外装(アーマー)を取り付けて「復元」される設定となり、従来のゾイドが動物の形をしたメカ(兵器)であることを強調する「○○型(例:ライオン型)」という表記を改め、より動物的・図鑑的に「○○種(ライオン種)」と表記される。ゾイドに取り付けるアーマーも、競走馬に使うブリンカーに着想を得て、地球人が野生生物としてのゾイドを調教するためのものをイメージしている。 本シリーズの2018年4月〜2019年6月に展開された玩具・漫画・アニメ・公式アプリでは、地球にあるワイルド大陸という架空の大陸を舞台とする。そして、ゾイドを戦闘兵器として運用するデスメタル帝国という勢力が支配圏を拡大して主人公やプレイヤーの敵として登場する。ゾイドに搭乗(騎乗)する人物は「ライダー」と呼ばれるが、特にアニメ『ゾイドワイルド』と公式アプリ内ゲームでは「ゾイドハンター」と呼称される。また、漫画『ゾイドワイルド』と前述のアニメではゾイドハンターたちのグループとしてフリーダム団やシュプリーム団が描かれるが、玩具では言及されていない(パッケージや付属ラベルなどにチームエンブレムは表記されている)。アプリではデスメタル帝国の侵略に抵抗する組織「リキッド」や、ゾイドを使う盗賊団などが登場している。 第2シーズンとされる2019年7月以降のシリーズ展開ではワイルド大陸やゾイドハンターなどの用語は登場していないが、アニメ『ゾイドワイルドZERO』は過去、漫画『ゾイドワイルド2』は未来を舞台としている。
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