城原井路(神田頭首工)
![]() 頭首工 |
![]() |
疏水の概要 | ||||
■疏水の所在 大分県竹田市大字城原 ■所在地域の概要 竹田市、荻町、久住町、直入町の1市3町が合併して、新しい「竹田市」が平成17年4月1日に誕生した。 本地域は竹田市の北西部、国道442号沿いに位置する水田地帯で、神田頭首工より取水した疏水は国道442号添いの丘陵地を東西に向かって流れ、地域の農業に寄与するとともに日常生活においてもまた、観光面においても多大な貢献を果たしている。 受益地300haは、県営ほ場整備・団体のほ場整備でほぼ全域が整備済みである。 ■疏水の概要・特徴 今から344年前の寛文元年(1661)、岡藩主中川久清公が岡山藩より熊澤蕃山を招請し井路開削の運びとなった。原始的な施工法の上、土質は表土黒褐色の火山灰土や軟岩のため多くの難工事や悪条件を乗り越え寛文3年竣工したと言われる。 取水口の神田頭首工は、大正11年(1922年)それまでの板堰から練積石垣溢流式(石垣を積んで、目塗りをして水が上から溢れ流れる方式)に改修し、天然の岩盤をくり抜き、通称「はなぐり水門」を築いた。この頭首工は、稲葉川と久住川の中流老野川の合流点より200m下流に位置する。 本疏水は、城原井路土地改良区(水土里ネット城原井路)が管理しており、総延長は130.7km、幹線7.7km・支排水路109km・熊地井路14km・分水1300箇所となっている。 |
||||||
|
- 城原井路のページへのリンク