土淵堰
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疏水の概要 | ||||||||
■疏水の所在 青森県弘前市町田から北津軽郡鶴田町大字野木までの14.6km ■所在地域の概要 本州最北端青森県津軽半島に位置し、北緯40°、年間降水量1,400mmで冬季は寒冷で積雪もあり、四季がはっきりしている。標高は11.7mから0.30m、平均勾配1/2,000程度の低湿平坦地域であり、西の屏風山、東の岩木川に挟まれた、本県有数の水田地帯である。 ■疏水の概要・特徴 土淵堰は、当初、長瀬堰と称され、正保元年(1644)津軽3代藩主信義公時代の開墾に係り新開され、延宝5年頃(1679)長瀬堰根帳が制定された頃から土淵堰と称されたものである。 つがる市ほか1市1町を灌漑するこの疏水は、その水源を霊峰岩木山の水系一級河川岩木川から受けており、岩木川統合頭首工から取水され、導水幹線水路、左岸幹線水路を流下し、鶴田町「野木定盤」に至る全長14.6km、幅員9.2〜14.65m、底幅7.7〜11.2m、深さ1.5〜2.15mの規模を誇る疏水である。 本県を代表する水田地帯である西津軽地域の約6,751haの水田を潤す本疏水は、その歴史や規模から、稲生川と並ぶ本県を代表する疏水として、地域の発展に大いに寄与している。 |
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