堀越用水
![]() 堀越水路隧道流入口 |
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疏水の概要 |
■疏水の所在 山口県萩市紫福堀越 水路隧道 L=513.0m ■所在地域の概要 萩市紫福堀越地区(旧阿武郡福栄村)は、山口県の北部旧福栄村(現萩市)の東端に位置し、東北南方向の三法を山に囲まれ、西に向かって扇状に田地のひらけた農山村地域である。 萩市福栄地域(旧福栄村)は、地域内に平坦な台地が点在しており、この条件を生かして高冷地野菜や畜産、果樹等特色ある農業生産が行われるなど、一次産業が盛んな地域である。 ■疏水の概要・特徴 堀越耕地整理組合が当時の村長を組合長に担ぎ、大井川本流から隧道により導水することを計画、戦争最中の昭和15年5月着工、相次ぐ応召による人手不足と資材入手難、その上難工事とたたかいながら、延長285間(513.0m)の玄武岩を素堀した水路隧道の掘削に成功し、昭和20年4月に完工した。 昭和33年に堀越水路隧道開鑿記念碑を建立、「いわがねも 山をも貫きし真心を 永久につたえん 堀越の里」と歌がきざまれ、今でも堀越の里の人々に当時の様子と通水した時の喜びを伝えている。 この隧道開削により、今でも23町歩の美田に潤いを与えている。 |
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