大井手川用水
![]() 大井手川用水と水車 |
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疏水の概要 |
■疏水の所在 熊本県上益城郡甲佐町 ■所在地域の概要 熊本県のほぼ中央、熊本市の南方約20kmに位置する甲佐町は、清流「緑川」が貫流する自然豊かな町である。緑豊かな山々、清らかな川の流れ、肥沃な大地など自然の恵みを存分に受け、農業を中心に文教の町としても発展してきた。 ■疏水の概要・特徴 大井手用水は、今から400年程前に加藤清正により築造された農業用水路である。大井手用水が出来たことにより、農業用水の安定供給が図られ、干ばつによる被害の解消や、大雨ごとの氾濫による災害などの問題が解消され、灌漑や治水の面で大きな効果が得られるようになった。 大井手用水は江戸時代から甲佐平野を潤し、地域住民が生活を送るうえで必要な生活用水や防火用水等としても利用されてきた。 そして、長い年月が経った現在でもその役割を替えることなく、更に周辺の環境にとけ込み、灌漑用水として利用されるとともに、町中心部水路を自然石護岸石積みに整備を行うとともに、小学校の学習の場にと親水学習公園を設け、ホタル幼虫育成を行うなど、地域住民の安らげる空間を作り、地域との交流を図っている。 |
固有名詞の分類
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