阪田流向かい飛車
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阪田流向かい飛車(さかたりゅうむかいびしゃ)または坂田流向かい飛車[1][2]は、将棋の戦法のひとつ。相居飛車模様から後手が変化する力戦振り飛車。坂田三吉(阪田三吉)が1919年5月11日の木見金治郎の七段昇段披露会席上で土居市太郎を相手に指した一局(東西両雄棋戦、結果は坂田の勝ち)が著名となり、のちにこう呼ばれるようになった(図1)。この戦法の元となる定跡は江戸時代からあり、坂田の創案ではない。例えば文久2年(1862年)、坂小林東四郎が、渡瀬荘次郎と指した実戦譜が残る[3]。
- ^ 週刊将棋編集部「第29回 向かい飛車」『ご存じですか? 将棋用語のおもしろ辞典』マイナビ出版、2012年5月31日。
- ^ 米長邦雄『米長の将棋 完全版第二巻』マイナビ出版、2013年7月13日、358頁。
- ^ 1862年3月15日の渡瀬荘次郎対小林東四郎戦を参照(結果は渡瀬勝ち)。
- ^ 豊川孝弘『パワーアップ戦法塾』より。
- ^ 2016.9.9 第66期王将戦二次予選など
- ^ 2018.4.25 第31期竜王戦 3組昇級者決定戦
- ^ 2015.8.19 第57期王位戦予選など
- ^ 第68期王将戦 挑戦者決定リーグ戦 7回戦・佐藤天彦戦(2018年11月26日)携帯中継コメント(当該対局でも勝利)
- 1 阪田流向かい飛車とは
- 2 阪田流向かい飛車の概要
- 3 概要
- 4 実例
- 坂田流向かい飛車のページへのリンク