国際原子時の成立とは? わかりやすく解説

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国際原子時の成立

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/09 08:22 UTC 版)

国際原子時」の記事における「国際原子時の成立」の解説

1964年原子標準確立への要求高まり国際度量衡総会 (CGPM) の委任基づいて国際度量衡委員会 (CIPM) は、セシウム原子固有振動数7009919263177000000♠9192631770 Hzを、周波数標準暫定値とする。 1967年プラハ開催され第13回国際天文学連合 (IAU) の決議5(第4、第31委員会)により、これまで国際報時局BIH、現IERS)がすでに自主的に実施していた1958年1月1日0時 UT2起点とする原子時 (A.3) が、この際公式の積分尺度として採用される事が決まり国際報時局 (BIH、現IERS) のベルナール・ギノー局長 (Bernard Guinot) が希望した、A.3 から国際原子時目盛 (International Atomic Time Scale) への名称変更満場一致採択した1967年1968年第13回国際度量衡総会 (CGPM) でセシウム原子周波数標準に基づく現在のSI秒の定義が採択される。 そして、1970年に、国際度量衡委員会 (CIPM) の下部機関である秒の定義に関する諮問委員会CCDS、現CCTF)で勧告S2を採択し国際原子時 (TAI) が「国際単位系における時間の単位である秒の定義に従って, いくつかの機関運転されている原子時計指示値に基づいて国際報時局定め基準となる時刻座標」と定義される同年ブライトン開催され国際天文学連合 (IAU) 第14回総会で、旧協定世界時大幅な改善策決議され協定世界時 (UTC) と国際原子時 (TAI) との差が整数秒であるよう国際報時局BIH、現IERS)は1972年1月1日0時協定世界時 (UTC) の特別時調整行いその際秒の分数報知するよう勧告した。この特別調整により、1972年1月1日0時協定世界時 (UTC) は国際原子時 (TAI) に対して丁度10秒遅れになり、これ以後は、TAI-UTC は整数秒に維持される1971年第14回国際度量衡総会 (CGPM) の決議1により、国際度量衡委員会 (CIPM) に対し国際原子時の定義を与えること、および、科学的な能力現用施設関連ある国際機関協力して国際原子時目盛実現のためにできるだけく活用されるように、そして、国際原子時利用者需要満たすように、必要な処置をとること、を要請した(CR, 77-78 及び Metrologia, 1972, 8, 35)。そして、国際度量衡委員会 (CIPM) は国際報時局BIH、現IERS)によって決められ原子時国際原子時 (TAI) と呼ぶことを定め、その合成正式に国際報時局BIH、現IERS)に委託した

※この「国際原子時の成立」の解説は、「国際原子時」の解説の一部です。
「国際原子時の成立」を含む「国際原子時」の記事については、「国際原子時」の概要を参照ください。

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