国際単位系(SI)など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 14:27 UTC 版)
国際単位系(SI)では小数点について、イギリス式でもフランス式でも、どちらでもよいと規定している。ただし、桁の区切りについては、整数部でも小数部でも、スペース(space)に限るとしていて、ピリオドやコンマの使用を禁じている。 なお、2006年の国際単位系(SI)の基準書(第8版)の英語版と日本語訳版では、スペース( space)の語よりももっと限定して半角のスペース(en:thin space)と規定していたが、正式な文書である仏語版では、単にスペース(fr:espace(typographie))としていて、2006年の英語版と日本語訳版とは異なる表現であった。 例(イギリス式): 43 279.168 29 不適例: 43,279.168,29 例(フランス式): 43 279,168 29 不適例: 43.279,168.29 1948年第9回国際度量衡総会の決議7で「数値において、コンマ(フランス式)またはピリオド(イギリス式)は数値の整数部分と小数部分とを分けるためにだけ用いられる」、「数値は読取りを容易にするために(整数部も小数部も)3桁ずつに区切ってよい。ただし、その区切りの空白に決してピリオドもコンマも挿入してはならない」と定め、2003年第22回国際度量衡総会の決議10で再確認された。 小数点表記の、国家や言語による差異は重大な誤解が危惧されるので、国際標準を策定するISOやIECなどは、英語を含む全ての言語表記でフランス式を統一的に用いると定めている。 しかし、英語は事実上の世界標準言語であることから、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}英語表記ではイギリス式に統一することを英語圏の諸国が国際機関に働きかけている。[要出典]
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