国際単位系の定義とは? わかりやすく解説

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国際単位系の定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 14:38 UTC 版)

国際単位系」の記事における「国際単位系の定義」の解説

2019年に、国際単位系の定義は根本的に改められた。すなわち2006年式文書までは、7つ基本単位ベースにして組立単位接頭語からなる単位組み合わせ単位系)を国際単位系定義していた。しかし2019年の第9版の公式文書は以下の定義のように、「7つの定義定数数値固定する」ことによって逆にSI定義することとしのである国際単位系SI)は基底状態にある摂動受けないセシウム133原子の超微細遷移振動数 ΔνCsが 9192631770 Hz 真空における光速度 c が 299792458 m/s プランク定数 h が 6.62607015×1034 J s 電気素量 e が 1.602176634×1019 C ボルツマン定数 k が 1.380649×1023 J/K アボガドロ定数 NA が 6.02214076×1023 mol1 周波540×1012 Hz単色光発光効率 Kcd が 683 lm/W である単位系である。 ここで、ヘルツ記号: Hz)、ジュール記号: J)、クーロン記号: C)、ルーメン記号: lm)、ワット記号: W)は、それぞれ秒(記号: s)、メートル記号: m)、キログラム記号: kg)、アンペア記号: A)、ケルビン記号: K)、モル記号: mol)、カンデラ記号: cd)と、 Hz = s−1、J = kg m2 s−2、C = A slm = cd m2 m−2 = cd sr、W = kg m2 s−3 で関係付けられている。7つの定義定数数値には不確かさはない。 この定義ではそれぞれの定数の値を対応するSI単位表現したときの厳密な数値定めている。定数の値は数値単位の積であるため、厳密な数値固定することによって単位定めることができる。7つ定数すべてのSI単位がこれらの積と比によって表すことができるように選ばれている。 表1 SI七つの定義定数とそれらによって定義される七つ単位定義定数記号数値単位セシウムの超微細遷移周波数 ΔνCs 9192631770 Hz 真空中光の速さ c 299792458 m/s プランク定数 h 6.62607015×1034 J s 電気素量 e 1.602176634×1019 C ボルツマン定数 k 1.380649×1023 J/K アボガドロ定数 NA 6.02214076×1023 mol−1 視感効果度 Kcd 683 lm/W

※この「国際単位系の定義」の解説は、「国際単位系」の解説の一部です。
「国際単位系の定義」を含む「国際単位系」の記事については、「国際単位系」の概要を参照ください。

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