国際単位系との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/20 01:34 UTC 版)
2019年5月に発効した新しいSIの定義では、プランク定数 h と電気素量 e が SI を定義する定義定数として位置付けられ、SI単位によるこれらの値は不確かさのない定義値となった。ジョセフソン定数とフォン・クリッツィング定数は K J = 2 e h = 483 597.848 4 … GHz / V {\displaystyle K_{\text{J}}={\frac {2e}{h}}=483~597.848~4\ldots {\text{GHz}}/{\text{V}}} R K = h e 2 = 25 812.807 45 … Ω {\displaystyle R_{\text{K}}={\frac {h}{e^{2}}}=25~812.807~45\ldots \Omega } で与えられ、これらも不確かさのない定義値である。従って、協定単位は現行のSI単位と不確かさなく関係付けられており K J = K J-90 [ 1 − 10.666 … × 10 − 8 ] {\displaystyle K_{\text{J}}=K_{\text{J-90}}[1-10.666\ldots \times 10^{-8}]} R K = R K-90 [ 1 + 1.779 … × 10 − 8 ] {\displaystyle R_{\text{K}}=R_{\text{K-90}}[1+1.779\ldots \times 10^{-8}]} である。 SIが再定義される以前はこれらは測定値であったので K J = K J-90 [ 1 − 9.83 ( 61 ) × 10 − 8 ] {\displaystyle K_{\text{J}}=K_{\text{J-90}}[1-9.83(61)\times 10^{-8}]} R K = R K-90 [ 1 + 1.765 ( 23 ) × 10 − 8 ] {\displaystyle R_{\text{K}}=R_{\text{K-90}}[1+1.765(23)\times 10^{-8}]} のように換算係数に不確かさを持っていた(2014 CODATA)。
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