ねつでんたつりつ 熱伝達率 heat transfer coefficient
熱伝達率
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熱伝達率(ねつでんたつりつ、英: heat transfer coefficient)または熱伝達係数とは、伝熱において、壁と空気、壁と水といった2種類の物質間での熱エネルギーの伝え易さを表す値で、単位面積、単位時間、単位温度差あたりの伝熱量(すなわち単位温度差あたりの熱流束密度)である。アイザック・ニュートンが1701年[要出典]に発表したニュートンの冷却法則を根拠としている。単位はW/(m2 K)、記号にはh の他、αが使われることも多い。熱伝達率は流体の速度によっても大きく異なる。
熱伝達率(境膜伝熱係数)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 22:36 UTC 版)
「熱交換器」の記事における「熱伝達率(境膜伝熱係数)」の解説
熱伝達率(境膜伝熱係数)の計算式には様々なものが提案されており、一例をあげる。以下の式は無次元化を行い、次のパラメータにより記述する。 N u := h D k {\displaystyle Nu:={\frac {hD}{k}}} :ヌセルト数 R e := D G μ {\displaystyle Re:={\frac {DG}{\mu }}} :レイノルズ数 P r := c μ k {\displaystyle Pr:={\frac {c\mu }{k}}} :プラントル数 D L {\displaystyle {\frac {D}{L}}} :管径・管長比 ϕ := μ μ w {\displaystyle \phi :={\frac {\mu }{\mu _{\mathrm {w} }}}} :粘度勾配関数 ここで、 h :管側境膜伝熱係数(内面基準) D :伝熱管内径 G :管側質量速度 k :管側平均温度における流体の熱伝導率 c :管側平均温度における流体の比熱 μ :管側平度における流体の粘度 μw :管壁温度における流体の粘度 L :伝熱管長さ である。 管式熱交換器(Sieder-Tate)層流領域 N u = 1.86 { R e ⋅ P r ⋅ D L } 1 3 ⋅ ϕ 0.14 {\displaystyle Nu=1.86\left\{Re\cdot Pr\cdot {\frac {D}{L}}\right\}^{\frac {1}{3}}\cdot \phi ^{0.14}} 乱流領域 N u = 0.027 R e 0.8 ⋅ P r 1 3 ⋅ ϕ 0.14 {\displaystyle Nu=0.027Re^{0.8}\cdot Pr^{\frac {1}{3}}\cdot \phi ^{0.14}}
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