国防省語学学校英語センター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 03:06 UTC 版)
「アメリカ国防総省語学学校」の記事における「国防省語学学校英語センター」の解説
英語センターは、国防省英語プログラム(Department of Defense English Language Program, DELP)を運営している。2015年に第637訓練群(637th Training Group)と命名された英語センターは、その双方の指揮官を兼務する空軍大佐の指揮官および陸軍中佐の副指揮官により指揮されている。また、運用部隊指揮官には、空軍中佐が配置されている。その他の軍人の職員には、陸軍、空軍および海軍の隊員が割り当てられている。300人以上の軍属の職員には、第二言語としての英語に関する教育資格を有する教官などが配置されている。 英語センターは、英語教育プロ グラム認定協会(Commission on English Language Program Accreditation)およびアメリカ教育省の認定を受けている。一般英語(General English)、専門英語(Specialized English)および教官育成(Instructor Development)の3つの校内教育セクションに分かれており、その教育期間は、留学生のニーズに応じ、9週間(専門英語の場合の一例)から52週間(一般英語の一例)に設定される。一般英語においては、限定的な英語能力しか有しない留学生であっても、事前に設定された英語理解力レベル(English comprehension level, ECL)に到達するまで教育が行われる。 アメリカ国内でのじ後の連接した訓練(follow-on training, FOT)が予定れている留学生は、母国において、または、語学学校の一般英語プログラムにおいて、要求される英語理解力レベルに到達していることが確認された後、専門英語訓練に参加する。専門英語プログラムにおいては、じ後の連接した訓練において必要とされる技術的用語および特定の語学能力を網羅した課程に入校する。教官養成プログラムにおいては、それぞれの母国において、英語教官またはプログラム・マネージャーとして勤務するための訓練が行われる。 例年、100か国以上の国の留学生たちが国防省語学学校に入校し、その訓練プログラムに参加しており、その参加国の多さから「小さな国連」の異名も持つ。留学生の訓練費用は、対外有償軍事援助(Foreign Military Sales, FMS)または国際軍事教育訓練プログラム(International Military Education and Training Programs, IMET Programs)などのアメリカが認可した支援プログラムを通じ、母国から支払われる。国防省語学学校は、海外留学生に対する訓練に加えて、英語を母国語としないアメリカ軍兵士たちに対する英語教育も行っている。 ラックランド空軍基地(Lackland AFB)の南西区画に所在する英語センターには、教育を効果的に行うために必要な施設や器材が備えられている。学生は、最新式の教場から徒歩圏内にある、快適に居住できる現代的な宿泊施設(lodging)に居住できる。課業日には、通常、6時間の教育が行われる。一部の教育は、コンピューターを利用できる語学教室(computer-based language laboratory)で実施される。すべての留学生は、さまざまなマルチメディア・ソフトウェアが閲覧可能であり、図書館も併設されている学習センター(learning center)を利用できる。 留学生は、留学生相互またはアメリカ学生とのスポーツイベントに参加して、異文化交流を経験できる。また、国防省語学学校が行う校外教育プログラム(Field Studies Program)にも参加できる。さらに、AMIGO(American Members of International Goodwill to Others)と呼ばれる国防省語学学校留学生支援プログラムを通じ、アメリカ軍人および地域住民のボランティアとの交流も深めることができる。留学生は、国防省語学学校への入校でアメリカ人と初めて接する場合が多いが、AMIGOプログラムは、留学生がアメリカの生活様式をより良く理解し、アメリカ人の文化および習慣の多様性を学ぶための機会を提供している。 [要出典]
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