四面体形分子構造
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化学において、四面体形分子構造(しめんたいがたぶんしこうぞう、Tetrahedral molecular geometry)とは、中心原子に配位する4個の置換基が四面体の頂点に位置した分子の幾何配置のことである。メタン[1][2]やその他の第14族元素水素化物のように、4個の置換基がすべて同じときその結合角はcos−1(−1/3) = 109.4712206...° ≈ 109.5°である。この完全に対称な四面体は点群Tdに属するが、ほとんどの四面体分子はそれほど対称性は高くない。四面体分子はキラルになることができる。
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- ^ Alger, Nick. “Angle Between 2 Legs of a Tetrahedron”. Maze5.net. 2017年6月28日閲覧。
- ^ Brittin, W. E. (1945). “Valence Angle of the Tetrahedral Carbon Atom”. J. Chem. Educ. 22 (3): 145. doi:10.1021/ed022p145.
- ^ G. L. Miessler and D. A. Tarr “Inorganic Chemistry” 3rd Ed, Pearson/Prentice Hall publisher, ISBN 0-13-035471-6.
- ^ Mason, P. E.; Brady, J. W. (2007). “"Tetrahedrality" and the Relationship between Collective Structure and Radial Distribution Functions in Liquid Water”. J. Phys. Chem. B 111 (20): 5669–5679. doi:10.1021/jp068581n.
- ^ Inverted geometries at carbon Kenneth B. Wiberg Acc. Chem. Res.; 1984; 17(11) pp 379 - 386; doi:10.1021/ar00107a001
- 1 四面体形分子構造とは
- 2 四面体形分子構造の概要
- 3 関連項目
四面体形
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原則的に、平面四角形構造は四面体形分子が平坦化することによって形成する。四面体形と平面四角形との相互変換は四面体化合物の異性化を目的とする分子内経路で与えられる。この経路は炭化水素では速やかに起こらないが、四面体形ニッケル(II)錯体(例:NiBr2(PPh3)2)では可逆的に起こる。
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