結合角とは? わかりやすく解説

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けつごう‐かく〔ケツガフ‐〕【結合角】

読み方:けつごうかく

一つ原子共有結合配位結合水素結合などで二つ原子結ばれるときの、それぞれの原子間を結ぶ直線の成す角。原子価角


結合角

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/31 22:10 UTC 版)

結合角(けつごうかく、: bond angle)とは分子構造の構造要素の一つで、それぞれの原子から伸びている2つの化学結合のなす角度を示す。(原子価角、げんしかかく、: valence angle)ともいう。結合相手の原子の方向が化学結合の方向だとして計算される角度を結合角とみなすこともあるが、曲がった結合を形成していると考える場合はこれらは一致しない。




「結合角」の続きの解説一覧

結合角

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/09/03 11:13 UTC 版)

分子構造」の記事における「結合角」の解説

詳細は「結合角」を参照 分子間の中心角は、分子構造自由度大き場合分子軌道種類によってほぼ一定の結合角をもつ。例えば、炭素場合sp3結合は109.28度、sp2結合120度、sp結合は180度である(記事 結合角、原子価殻電子対反発則に詳しい)。

※この「結合角」の解説は、「分子構造」の解説の一部です。
「結合角」を含む「分子構造」の記事については、「分子構造」の概要を参照ください。


結合角

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/26 23:44 UTC 版)

ベント則」の記事における「結合角」の解説

原子価結合法によれば共有結合結合関与する原子重なり合う原子軌道にある2つ電子構成され、それらの原子軌道はしばし混成している。混成軌道概念用いることによって例えメタン四面体構造エチレン平面構造用いることができる。しかし実際水分子の結合角は104.5° でアンモニア分子107° であるが、混成のみを考慮した場合、その結合角は109.5° となるので実際分子形状異なる。以前価電子局在化領域にあり、孤立電子対同士結合電子対より反発大きいという原子価殻電子対反発則で結合角が説明されていた。 ベント則はこれらの結合角の差異違った方法説明したのである。まず炭素原子sp3, sp2, and sp混成軌道作り水原子結合し、その結合角がそれぞれ109.5°、120°、180°メタンエチレンアセチレン考える。より高いp性を持つ混成された原子軌道は結合角がより小さくなる。この結果はコールソン理論同程度厳密で、定量的である。 次に混成軌道同士結合とその結合角について考える。メチル基ギ酸酢酸などの分子酸解離定数小さくするためにメチル基全体電気陰性度水素原子より小さくなる。。 分子置換同士の結合角 ジメチルエーテル 111° メタノール 107-109° 104.5° 二フッ化酸素 103.8° 表に表した分子は下のものほど置換基電気陰性度大きく、また結合角は小さくなるベント則によれば置換基電気陰性度大きくなるにつれ置換基結合する炭素原子軌道のp性は大きくなる。ここでも同様にp性が大きくなるほど結合角は小さくなる原子価殻電子対反発則では、ジメチルエーテルの結合角が109.5°より大きいことを説明できなかった。 混成軌道がすべて等価であるとした場合酸素原子のs性の強い混成軌道非共有電子対方向向かい残りのp性の強い混成軌道水素方向に向かうため理想的な酸素原子sp3混成軌道25%のs性と75%のp性を帯びることとなる。ベント則用いて水の結合角を予測すると、水分子水素-酸素-水素の結合角は104.5° となり、酸素-水結合における酸素原子のsp4.0混成軌道20%以内のs性と80%以内のp性を帯びている。非共有電子対電気陽性のような性質示しs性が強くなるため、酸素原子非共有電子対方向に向かう混成軌道30%以内のs性と70%以内のp性を帯びたsp2.3混成軌道となる。一方結合電子対に向かう混成軌道はよりp性を示すようになり、p性の増加結合同士の結合角を109.5°から減少させるまた、アンモニアベント則適用させる窒素混成軌道の内3つ23%以内のs性を示してsp3.4混成軌道作り残り1つ混成軌道30%以内のs性を示してsp2.1混成軌道作る水素-窒素-水素の結合角は107.0° となる。

※この「結合角」の解説は、「ベント則」の解説の一部です。
「結合角」を含む「ベント則」の記事については、「ベント則」の概要を参照ください。

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