問題の修正
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 10:02 UTC 版)
「サイバーパンク2077」の記事における「問題の修正」の解説
2021年1月14日、公式サイト内で「クオリティに関する取り組み」と題した記事をCD Projekt RED共同設立者マーチン・イウィンスキのコメント映像と共に公開した。イウィンスキは動画内で旧世代機版についての見解を説明。「我々が望んでいた品質基準を満たすものではなかった」とした上で「私個人と役員の全員が本件について深く反省しています」と謝罪した。また、本作で多くの問題が発生した理由として「最初にPC上で素晴らしいと思えるゲームを作り上げてから、家庭用ゲームに落とし込む」という当初の方針や、各ハードウェア間の差を過小評価した結果、データ読み込みの調整に手こずっていたことなどを上げた。最終的な目標を「プレイヤーが直面している不具合やクラッシュを全プラットフォームで修正すること」とし、今後も定期的にパッチを配信していくと発表した。 2021年2月9日、CD Projekt REDはランサムウェアによる大規模なサイバー攻撃を受けたと発表した。この攻撃によって、本作やウィッチャー3 ワイルドハントなど複数のタイトルのソースコードや社内文書が盗まれ、一部の社内データが暗号化されるなどの被害を受けた。これに対し、CD Projekt REDは「ランサムウェアによってシステムの一部が使用不能になりましたが、データはバックアップから復元可能です。私たちが要求に応じなければデータを公開されることは認識していますが、攻撃者と交渉する気はありません」と発表した。その後、盗まれたデータの一部がインターネット上に流出している事が確認された。 2021年2月25日、前述したサイバー攻撃の影響で、最新パッチの配信を延期すると発表。 2021年4月23日、2020会計年度の決算報告内で、本作が2020年に約1370万本を売り上げたと発表した。その一方で、CD Projekt REDに直接返金が申請された本数は約3万本、返金に費された額は約2億4000万円に上った。 2021年6月21日、PlayStation Storeでダウンロード版の販売が再開された。販売再開についてCD Projekt REDは「全プラットフォームで安定性を向上させるため、今も継続的にゲームの修正・改善に取り組んでいる」とした上で「PS4においては引き続きパフォーマンスの問題が発生する可能性がある」とし、PS4proまたはPS5でのプレイを推奨する内容の声明を発表した。 2022年2月16日、PS5・Xbox Series X版のプレイ映像を公開。同日、両機種とXbox Series Sへの正式な対応や不具合の修正、新要素の追加など多くの変更点が含まれたパッチ1.5が全プラットフォームで配信された。
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