1901 グライダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/01 07:59 UTC 版)
「ライトグライダー」の記事における「1901 グライダー」の解説
「1901グライダー」は2番目の試験機である。1900グライダーに類似していたが、翼は大きくなっていた。1901年7月27日に初飛行を行い、同年8月17日にその役目を終えている。この短い期間に、凧としてのテストに加えて50から100回にも及ぶ有人飛行が行われた。 しかしこの機体には、パイロットの重さでリブが曲がり、翼型が変化してしまうという問題があった。兄弟は問題の修正を行ったが、それでもまだ揚力は不足しており、たわみ翼はグライダーを意図した方向とは逆の方向に向けてしまうことが何度もあった。テスト終了後はキルデビルヒルズに自作した格納庫にグライダーを保管したが、後日建物が暴風によって深刻な被害を受けてしまった。主翼の支柱部分は1902グライダーに再利用できたものの、残りの部分は廃棄するしかなかった。
※この「1901 グライダー」の解説は、「ライトグライダー」の解説の一部です。
「1901 グライダー」を含む「ライトグライダー」の記事については、「ライトグライダー」の概要を参照ください。
- 1901 グライダーのページへのリンク