呼称、呼び替えとは? わかりやすく解説

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呼称、呼び替え

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/20 16:38 UTC 版)

フリーウェア」の記事における「呼称、呼び替え」の解説

日本パソコン通信黎明期1980年代後半には、PC-VANアスキーネットなどで、フリーウェアシェアウェアアメリカ産のパブリックドメインソフトウェア (PDS) などを集めて提供するコーナーPDS呼んでいた。雑誌単行本等でのフリーウェア紹介の際にも、便宜上PDS総称していた実態があった。PDS本来の意味は、著作権放棄されソフトウェアであるが、著作権放棄しているとは言い難いものも含めて PDS という風潮があり、これに対す疑問の声が1990年頃より上がるようになった1990年時点においても『PDS白書』『マッキントッシュPDS大図part2』といった書籍出版されている実情があったが、こういった状態を是正する動き出てPC-VANPDSコーナーOSL(オンライン・ソフトウェア・ライブラリ)と改称しアスキーネットpoolからPDSの名称を外した。 そして、無料利用できるソフトウェアに対してPDS代わる言葉として、当初一般的に使われるようになったのがフリーウェアフリーソフトフリーソフトウェアであった。 しかし、フリーウェアという名称は、その当時商標として登録されている問題指摘されたためあまり使われなくなり日本ではフリーソフトフリーソフトウェア呼び換えられることが多かった。特に書籍CD-ROMなどの商品収録され場合は、商標上の問題からフリーウェアではなくフリーソフト呼ばれることがほとんどである。 一例として、FM TOWNSシリーズ向けに「フリーウェアコレクション」というCD-ROM富士通頒布していたが、Vol.4より「フリーソフトウェアコレクション」に名称が改められた。書籍でも1990年12月発行の『J-3100SS/GS定番フリーソフトウェア集』、1991年発行の『フリーソフトウェア宣言』といったタイトルのものが出始めようになった以後日本国内コミュニティにおいてもこれが一般に定着し2006年現在至っている。 なお、フリーソフトというのは説明通り日本独自呼び方和製英語)で、英語圏ではこのような呼び方はしないので注意が必要である。 その一方でフリーウェアシェアウェア総称する形でオンラインソフトオンラインソフトウェア)という呼称PC-VANや一部のメディアで使われることもあった。現在でも、窓の杜Vectorなどの著名なウェブサイト積極的に使われているため、この呼び方ある程度普及している。

※この「呼称、呼び替え」の解説は、「フリーウェア」の解説の一部です。
「呼称、呼び替え」を含む「フリーウェア」の記事については、「フリーウェア」の概要を参照ください。

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