吾妻川酸性水中和事業とは? わかりやすく解説

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吾妻川酸性水中和事業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/29 16:51 UTC 版)

品木ダム」の記事における「吾妻川酸性水中和事業」の解説

事業主体群馬県企業局酸性水流入最大原因となる湯川酸性水中和施設建設し石灰大量に投入することで河川水pH値中性にする「吾妻川総合開発事業」を1957年昭和32年)より始めた品木ダムはこの草津中和工場下流建設されダム湖である上州湯の湖炭酸カルシウム硫酸・塩酸を化学反応させて中和促進河水中性にすると同時に石灰攪拌かくはん)・沈殿受け持っている。さらに中和した湖水の上澄み下流放流するために湯川発電所利用した水力発電も行う。 1964年昭和39年)にダム始めとする吾妻川中和施設完成したその後石灰貯蔵施設第二中和施設である香草中和工場増設された。この品木ダム中和施設完成によって吾妻川水質大幅に改善された。そして、水棲生物棲息するようになり、「死の川」の汚名拭い去ることが出来た世界最初河水中和事業成功したのである。 なお、日本における強酸性水質を持つ河川としては吾妻川のほかに、北上川雄物川水系玉川がある。北上川源流部の松尾鉱山から湧出する硫酸が、玉川玉川温泉新玉温泉から湧出する温泉水原因であったが、同様の河川酸性水中和事業実施されている。北上川では四十四田ダム国土交通省東北地方整備局)が汚染水堰き止め玉川では石灰石中和施設玉川ダム同左)を中心とした中和事業により河川環境改善され両川利水供するだけの水質改善果たしている。こうした水質汚濁改善にもダム大きな役割担っている

※この「吾妻川酸性水中和事業」の解説は、「品木ダム」の解説の一部です。
「吾妻川酸性水中和事業」を含む「品木ダム」の記事については、「品木ダム」の概要を参照ください。

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