吾妻川上流総合開発事業とは? わかりやすく解説

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吾妻川上流総合開発事業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/29 16:51 UTC 版)

品木ダム」の記事における「吾妻川上流総合開発事業」の解説

品木ダム始めとする吾妻川中和事業の成功により吾妻川水質改善された事で、1952年昭和27年)に計画され吾妻川酸性水問題中断していた八ッ場ダム1968年より本格的に計画推進された。八ッ場ダム計画再発表され同年品木ダム建設省事業移管されたこともあり、こうしたことから八ッ場ダム建設反対派一部からは、『品木ダム建設自体八ッ場ダム建設のための事業である』という見方もあった。 ダム完成以後石灰水貯水続けたために、完成から40年以上が経過した現在ダム湖である上州湯の湖堆砂進行している。湖の堆砂率は79.8%と全国的に見て堆砂率が高いダム属し2002年平成14年11月18日付け朝日新聞においても「堆砂率の高いダム」として報道されている。だが、品木ダム湖はその目的自体中和工場投入され石灰攪拌沈殿させるためのものであり、ある意味堆砂目的ともいえる。従って専門家の間では品木ダム限って言えば朝日新聞報道的外れという批判もある。 だが放置するのはやはり中和機能何れ影響を及ぼすため、上州湯の湖沈殿した石灰残滓(ざんし)を取り除く事は既に実施されていた。上州湯の湖石灰浚渫しゅんせつ事業としては1985年昭和60年)に浚渫船である「草津」号が就航しダム湖における浚渫実施している。さらにダムおよび中和施設機能持続させるために当時建設省関東地方建設局1990年平成2年)より「吾妻川上流総合開発事業」に着手した。この事業老朽化した草津中和工場改築工事ダム通信施設ダム天端道路整備などを中心としており、「品木ダム再開発事業」ともいえる。現在道路整備管理機能整備完成し中和工場改築などが施工中である。また、吾妻川流域で残る酸性度が高い支流万座川に「万座ダム」を建設して中和を行う計画進められている。ダム具体的な規模着工年度などについては未定である。 平成21年10月9日前原誠司国土交通大臣が、国及び水資源機構実施しているダム事業のうち、48事業一時凍結発表48事業中には、吾妻川上流総合開発事業も含まれていた。

※この「吾妻川上流総合開発事業」の解説は、「品木ダム」の解説の一部です。
「吾妻川上流総合開発事業」を含む「品木ダム」の記事については、「品木ダム」の概要を参照ください。

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