吉崎・次場遺跡
吉崎・次場遺跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/24 08:40 UTC 版)
座標: 北緯36度54分20秒 東経136度47分24秒 / 北緯36.90556度 東経136.79000度
吉崎・次場遺跡(よしざき・すばいせき[1])は、石川県羽咋市の吉崎町・次場町にある、弥生時代の大型集落遺跡である。1983年12月15日、国史跡に指定された[2]。
概要
弥生時代中・後期における、北陸地方で有数の大型集落遺跡であり、東西約580m・南北約350mの面積約10,059.72平方メートルである。近畿、東北、山陰などとの交流が認められる。
主な遺物としては、打製石器や磨製石器、弥生土器、木器、舟の部位(櫂や舳先など)、管玉、玉類、栽培作物(籾や栗など)、弥生時代の食生活を示す木の実、青銅鏡などがある。出土土器は、次場最下層式、次場下層式、次場上層式の三つに分類される。青銅鏡が発見されたのは日本全国で初である。
現在、遺跡は一帯が1998年から「吉崎・次場弥生公園」として整備されており[3]、そこで再現された高床倉庫や大型住居などを見学することが可能である。
脚注
- ^ “吉崎・次場遺跡 文化遺産オンライン”. bunka.nii.ac.jp. 2021年1月27日閲覧。
- ^ “国指定文化財等データベース”. kunishitei.bunka.go.jp. 2021年1月27日閲覧。
- ^ “吉崎・次場遺跡|羽咋市公式ホームページ” (日本語). www.city.hakui.lg.jp. 2021年1月27日閲覧。
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