司会について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 05:35 UTC 版)
「第49回NHK紅白歌合戦」の記事における「司会について」の解説
両組司会については、紅組司会にはNHK入局5年目ながら大抜擢される形となった久保純子アナウンサー、白組司会には2年連続での登板となるSMAPの中居正広がそれぞれ起用された。なお、今回の司会発表は11月10日に行われた。 久保は司会発表会見にて、紅組司会の話を聞いた時の心境を聞かれ、「『私でいいんかい?』と思った」と述べた。久保・中居は当時26歳同士(久保は早生まれ)であり、この両組司会について、「44年ぶり!NHK女性単独アナウンサーの紅組司会」「26歳同士。若さと明るさで乗り切る!」と好意的なマスコミもあった一方、初起用である久保に対して「若さ」を危惧する声が局の内外から上がっていたのも事実だった。総合司会で久保の先輩(慶應義塾大学の先輩でもある)である宮本隆治は久保に対し、当時『NHK歌謡コンサート』(紅白同様、NHKホールから生放送)の司会をしていた経験から司会の指導を行った。12月30日のリハーサル終了後、「宮本さん、なんだかウキウキしてきました!」との久保の言葉を聞いた宮本はこの瞬間、久保の凄さと番組の成功を確信したという。また、久保は本紅白での紅組司会起用が決定した直後より、各週刊誌でフリーアナウンサー転身・民放移籍が報じられるようにもなった(後にフリー転身)。 有働由美子は後輩である久保が自身より先に紅白の司会に選出されたことに不満を持ち、これがきっかけで2人は確執関係になったとの報道があった。なお、久保は以後第51回(2000年)まで紅組司会を連続して担当したが、第52回(2001年) - 第54回(2003年)は久保に代わって有働が紅組司会を務める格好となる(2000年に結婚した久保は翌年に産休入りしたことで同年の第52回では司会候補から外れ、代わって有働が選出される運びとなった)。 一部メディアは前回初出場を果たした広末涼子や江角マキコが紅組司会の有力候補と報じていた。 今回から第59回(2008年)まで司会陣にNHKの女性アナウンサーが起用される体制が続いた。また紅組司会についても今回から第55回(2004年)までNHKの女性アナウンサーの起用に限定されていた。
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