右大臣家とは? わかりやすく解説

右大臣家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/16 01:44 UTC 版)

右大臣 (源氏物語)」の記事における「右大臣家」の解説

右大臣及び弘徽殿大后右大臣の子供たちの一族総称して「右大臣家」あるいは「右大臣一族」という。右大臣桐壺帝東宮(後の朱雀帝)の外祖父であるため桐壺帝時代から朱雀帝時代にかけては非常に有力な一族である。朱雀帝即位するとその勢力はますます強大なものとなり、光源氏全ての公職辞して都を離れて須磨退去しライバルであった左大臣も自ら全ての公職辞して隠居してしまい、対立する勢力が全く無くなってしまう。しかしながら光源氏須磨退去の後、相次いで病気になるなどして不幸が襲い右大臣死去した後、右大臣家とは係わりのない冷泉帝(実は光源氏の子)が即位して光源氏復権し、光源氏(及び光源氏に近い立場であった左大臣家人々)が勢力を持つようになると、この右大臣家は極端に没落してしまい、最も光源氏のことを嫌っていた弘徽殿大后が、勢威誇っていたときの自分たち右大臣一族それ以外の者たちにとってい強権的態度比べて光源氏たちの寛容なことに感謝し過去態度反省して恥じ入る姿が描かれている。その後光源氏女君一人である朧月夜頭中将正妻となり柏木紅梅らの母となった四君ら右大臣家の子供たちの動向それなりの重要性をもって描かれているものの、男の子供たちは頭中将初めとする左大臣家の子供たちのように作中世界では力を持った存在では無くなっている。

※この「右大臣家」の解説は、「右大臣 (源氏物語)」の解説の一部です。
「右大臣家」を含む「右大臣 (源氏物語)」の記事については、「右大臣 (源氏物語)」の概要を参照ください。


右大臣家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 15:30 UTC 版)

なんて素敵にジャパネスク」の記事における「右大臣家」の解説

右大臣うだいじん高彬承香殿由良姫らの父。政治世界ではともかく、邸では「どうしたもんかのう」を連発する頼りない人物高彬いわく「昔かたぎ」。内大臣である瑠璃の父とは仲がいいらしく、泣き落されて、愛息である高彬評判よろしくない瑠璃の婿にすることを仕方なく承諾する北の方 右大臣正室で、高彬承香殿由良姫らの母。四男四女八人を産む。末息子高彬溺愛しており、妻となってからも瑠璃姫のことを嫌っている。出自宮姫皇族)。 梨壺女御なしつぼにょうご)/承香殿女御じょうきょうでんのにょうご)/公子姫(きみこひめ) 高彬二番目の姉で、東宮妃(のちに今上帝妃となり、承香殿女御となる)。 聡子姫(さとこひめ) 高彬の一番上の姉で、右大臣家の総領姫。後々東宮妃になる身として周囲から大切に育てられたが、当時身分低かった涼中将一目惚れし強引に婿取りをした。既に夫との仲は冷え切っている。 どうやら不妊症らしく(「妻は、おそらく子が出来ないのでね。」涼中将談)、涼中将阿久との間に産まれた娘(小姫)を引き取り可愛がっている。 由良姫(ゆらひめ) 右大臣家の四番目の姫で、高彬の妹。年が近いため、一番仲がいいらしい。入内話が持ち上がるが、本人一目見た帥の宮に恋焦がれている。そのため、兄・高彬親友である融に相談宇治別荘家出する春日大納言かすがのだいなごん) 右大臣家の長男で、高彬の兄。有能かつ両親溺愛されている弟に対すコンプレックス利用されて、帥の宮の陰謀加担し由良姫入内目論む脂ぎった中年男で、容貌も全く似ていない(煌姫いわく「のっぺり顔」。高彬長兄だと瑠璃から聞かされた際、驚いていた。)。 ちなみに子供は「男子ばかりで姫(女子)がいない」(つまり入内させる娘がいない)。

※この「右大臣家」の解説は、「なんて素敵にジャパネスク」の解説の一部です。
「右大臣家」を含む「なんて素敵にジャパネスク」の記事については、「なんて素敵にジャパネスク」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「右大臣家」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「右大臣家」の関連用語

右大臣家のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



右大臣家のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの右大臣 (源氏物語) (改訂履歴)、なんて素敵にジャパネスク (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS