古代ギリシアと古代ローマとは? わかりやすく解説

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古代ギリシアと古代ローマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 20:04 UTC 版)

鉱業」の記事における「古代ギリシアと古代ローマ」の解説

ヨーロッパにおける鉱業の歴史古く例えば Laurium の銀鉱ギリシア都市国家アテナイ支えていた。しかし、鉱業大規模化させたのは古代ローマ人で、特に多数用水路採掘現場にひき、大量使えるようにした。水の用途は様々で、採掘現場から土や余分な岩を取り除くのにも使われた。これを水力採掘と呼ぶ。また、採掘し鉱石を洗うのにも使ったし、単純な機械水力駆動した。彼らは大規模に水力採掘行って鉱脈在り処を探る方式とっていた。hushingと呼ばれる現在では行われない方法である。そのため、多数用水路建設して供給し採掘現場大きなため池タンク作って蓄えた満杯になった解放すると、その流れの力で土が洗い流され金脈を含む岩盤あらわになる次に、その岩盤火力採掘法で熱し、再び水流使って急速に冷却するこのような熱衝撃岩盤割れ、さらにを流すことで岩の破片岩盤から除去できる。同様の技法コーンウォール錫石鉱床ペナイン山脈の鉛鉱山でも使われた。この技法紀元25年スペインラス・メドゥラスにあった沖積層大きな金鉱床から採掘するために古代ローマ人開発した。その地では近くの川から7本の長い用水路建設したスペイン最重要採掘地域だったが、ローマ帝国全土試掘が行われている。彼らはリオ・ティントなどの深い鉱山排水するために逆上射式水車使ったグレートブリテン島でも原住民千年渡って採掘行っていたが、ローマ帝国征服される採掘規模劇的に変化したグレートブリテン島ではローマ人が必要としていた金、銀、スズ、鉛が産出したローマ採掘技法地表限ったものではなく露天掘り適さない場合は、鉱脈追って地下掘り進んでいった。Dolaucothiでは、まず露天掘り鉱脈明らかにし、次に坑道掘っていった。坑道入り口は特に火力採掘法を使うときの排気口としても使われた。同じ鉱山別の場所では、地下水面ぶつかってしまい、排水のために様々な機械使った。特に逆上射式水車をよく使ったスペインリオ・ティント銅山では、16機の逆上射式水車2つ1組にして直列連結しを約24mの高さまで汲み上げていた。それらは、坑夫頂上羽根の上立って踏車のように動かす。そのような装置古代ローマ鉱山多数発見されており、一部大英博物館ウェールズ国立博物館所蔵している。

※この「古代ギリシアと古代ローマ」の解説は、「鉱業」の解説の一部です。
「古代ギリシアと古代ローマ」を含む「鉱業」の記事については、「鉱業」の概要を参照ください。

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