受信上の注意(旧BSアンテナで受信する場合など)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 23:31 UTC 版)
「スカパー! (東経110度BS・CSデジタル放送)」の記事における「受信上の注意(旧BSアンテナで受信する場合など)」の解説
電波の混合 スカパー!(旧:e2)とスカパー!プレミアムサービスでは中間周波数帯域が重なるため、混合器などを使って電波の混合は出来ない。両方見たい場合はそれぞれに対応するアンテナや同軸ケーブルなどを用意する必要がある。上述のスカパー!の直販アンテナは両者に対応しており、2本の同軸ケーブルを別々のコンバーターに接続することにより、両方の放送の視聴に使用できる。 一般的なBSアンテナの対応周波数帯域受信部定格衛星周波数コンバーター定格中間周波数BSアンテナ2000年頃まで発売BS-1 - BS-15ch11.7 - 12.0GHz BS-IF(アナログ)1,035 - 1,332MHz BS・東経110度CS(右旋円偏波)アンテナBS-1 - BS-23chND2 - ND24ch11.7 - 12.75GHz BS-IF(デジタル)・CS-IF1,032 - 2,072MHz 4K8K衛星放送対応アンテナBS-1 - BS-23chND1 - ND24ch11.7 - 12.75GHz BS-IF(デジタル)・CS-IF1,032 - 3,224MHz 旧BSアンテナで受信する場合 スカパー!(旧:e2)放送開始より前に販売されたBSアンテナの場合、コンバーターの(CS-IF)帯域が不足し受信できないことがあり、その場合はアンテナの交換が必要となることが多い(右表を参照)。運営するスカパーJSATでは、「QVC(キュー・ヴィー・シー)」(Ch.161)が受信できることを確認してから加入申込みをするよう呼びかけている。 旧同軸ケーブルや分配器で受信する場合 一部の同軸ケーブルや分配器などにはスカパー!(旧:e2)のCS-IFに非対応のものがあるため、e2放送より前から設置しているBSアンテナや同軸ケーブル、分配器のままで受信を考えている世帯は注意が必要。特にマンションなどの共同アンテナで受信している場合は、アンテナから各家庭までの伝送経路すべてがCS-IFに対応している必要があり、未対応だと受信できない。また、テレビにBS/110度CSアンテナを接続する時に、BSアナログチューナーが内蔵されたレコーダー等の録画機器を経由させると、当該録画機器に内蔵の分配器が非対応である時にCSチャンネルが受信できない事がある。 地上デジタル専用アンテナケーブル テレビやレコーダー購入時に付属してくるアンテナケーブルは地上デジタル専用のものが多く、ケーブルの入った梱包袋に地上デジタル用と記されていることもある。プラグの芯線が短く加工されており、これを使ってBSやCSは受信できない。市販のケーブルを購入するときも、BS/CSデジタル対応と書かれたものを買う必要がある。 放送切替操作 CS(BS)のチャンネルを視聴中、BS(CS)のチャンネルを選局する場合、リモコンで「放送切替」操作が必要である。CS同士でもCh.055、101、218、219、296、298、299、317、318、339、349、800、801の各チャンネルは受信機の機種によっては「放送切替」操作も必要となる。ほとんどのチャンネルはCS2ネットワークに属するが、これらのチャンネルはCS1ネットワークに属するためである。 NHK放送受信契約による衛星契約 全てのチューナーで自動的にNHKのBSデジタル放送が受信可能となる関係で、必然的にNHK放送受信契約による衛星契約を結ぶ義務が発生する。多くのチューナーでは、未契約の状態で当該チャンネルを選局すると、画面上に契約を促すメッセージが表示される。 テレビ(BDレコーダー)に関する事項 テレビ(BDレコーダー)のメーカーによっては、CSネットワークの区別を行っていたりいなかったりするため、視聴に際してはテレビ(BDレコーダー)の取扱説明書をよく読む必要がある。現在もCS1とCS2を別扱いしている代表的メーカーはパナソニックで、その他のメーカーは特に区別せずCSとしている。
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