南北問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:59 UTC 版)
府庁所在地である京都市への人口集中率が約56%と、東京都(旧東京府)以外の道府県では第1位である(※東京都を含めた場合は、東京都特別区(旧東京市)が第1位で、2/3に当たる)。 京都府は南北に細長く、内陸側に位置し京都盆地を中心とする南部(京都・山城・南丹地域)と、日本海に面している北部(中丹地域・丹後地域)との格差が大きい。 南部(山城国)は畿内に当たり、滋賀県南部や阪神、奈良県北部との交流が深い。一方で、北部(舞鶴市、福知山市、宮津市など)は北近畿(山陰道)とも呼ばれ、兵庫県北部(但馬国)や福井県嶺南(若狭国)との交流が深い。 第二次世界大戦後の経済成長において、畿内の一角に当たる山城はいち早く発展したのに対し、北部は取り残されていった。 近年では丹波にも工業団地が造成され、畿内(大阪市)から丹後(舞鶴市)を経て北陸(敦賀市)を結ぶ舞鶴若狭自動車道や京都縦貫自動車道の建設や山陰本線複線電化工事が施工されるなど、南北格差の是正が図られている。また、丹波国域も1965年頃から亀岡市及び旧園部町、旧八木町など南丹地区は京都市や大阪府との結びつきが強くなり、行政では京都府を南北のみで区分する場合は、船井郡以南を南部とする(ただし、行政では亀岡市及び南丹市、船井郡京丹波町を中部と区分する場合が多い)。
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