南北分断後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 20:10 UTC 版)
大韓民国では上述の「朝鮮語綴字法統一案」をそのまま受け継いだ。1949年に文教部が文法用語を定めたのを受けて1958年に用語を直した改訂版が作られた。その後、1988年にこれを改訂した「ハングル正書法(한글 맞춤법)」が定められ、現在に至っている。 朝鮮民主主義人民共和国では解放直後の1948年に金枓奉らによる「朝鮮語新綴字法(조선어 신철자법)」が作られたが、金枓奉の政治的失脚に伴いこの正書法は破棄された。その後1954年に「朝鮮語綴字法(조선어 철자법)」が制定されたが、この正書法は形態主義を貫いた1933年の「朝鮮語綴字法統一案」を基本としつつも、漢字語の表記など一部の箇所において1930年の「諺文綴字法」に従っていた。1966年には「朝鮮語規範集(조선어 규범집)」が制定され、これにより分かち書きの規定の細分化など、韓国の正書法との違いが一層広がった。「朝鮮語規範集」は1987年・2010年に改訂され、現在に至っている。 南北の正書法の違いについて、詳細は朝鮮語の南北間差異を参照。
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