大韓民国が制定した表記法とは? わかりやすく解説

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大韓民国が制定した表記法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 18:15 UTC 版)

朝鮮語のローマ字表記法」の記事における「大韓民国が制定した表記法」の解説

南北分断後は、大韓民国(以下「韓国」)と朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」)においてそれぞれ別個にラテン文字表記法が制定された。 文教部1948年式 正式名称は「한글을 로오마 자로 적는 법(ハングルラテン文字綴る法)」。韓国建国後1948年文教部が定めた「들온말 적는 법(外来語表記法)」の付録としてラテン文字表記法が定められた。 「ㅋ」を「kh」とつづるなど、激音表記に「h」を用いている。音節末子音表記について、あるものは発音依拠してつづり(例:있다 itta [ittʼa] 「ある」)、あるものはハングルのつづりに依拠してつづる(例:앞만 aphman [amman] 「前だけ」)。 文教部1959年式 正式名称は「한글의 로마자 표기법(ハングルローマ字表記法)」。1959年文教部が改訂したラテン文字表記法。 平音には「b, d, g」などの有声音字を、激音には「p, t, k」などの無声音字を用いており、補助記号用いない現行の韓国ラテン文字表記法に似ているが、「ㅃ, ㄸ, ㄲ」を「bb, dd, gg」と綴る点、「ㅝ」を「weo」と綴る点などが現行異なる。また、終声の表記でも「b, d, g」といった有声音字を用いるため、例として「박」を「bag」と綴るなど、翻字に近い面もある。 文教部1984年式 正式名称は「국어의 로마자 표기법(国語のローマ字表記法)」。1984年1月13日文教告示第84-1号。 表記法内容M-R式大部分同一である。M-R式異なるのは、「ㅅ」を母音「i」の前で「sh」とつづる点(M-R式では「s」)、「ㅝ」を「wo」とつづる点(M-R式では「wŏ」)などである。また、1つ音素2つ以上に書き分けることの多いM-R式韓国人にとって分かりにくく不便であるとの指摘もあった。ハングル学会ではこの方式を批判して文教部1959年式に基づく「우리말 로마자 적기(国語ローマ字表記)」を1984年2月21日発表している。 文化観光部2000年式 正式名称は「국어의 로마자 표기법(国語ラテン文字表記法)」。2000年7月7日文化観光告示第2000-8号。 韓国における現行のラテン文字表記法である。基本的に文教部1959年式流れ継いでおり、補助符号用いない転写目的としているが、翻字方法についても言及なされている。

※この「大韓民国が制定した表記法」の解説は、「朝鮮語のローマ字表記法」の解説の一部です。
「大韓民国が制定した表記法」を含む「朝鮮語のローマ字表記法」の記事については、「朝鮮語のローマ字表記法」の概要を参照ください。

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