終声の表記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/03 23:48 UTC 版)
「普通学校用諺文綴字法」の記事における「終声の表記」の解説
終声の表記には単終声字「ㄱ,ㄴ,ㄹ,ㅁ,ㅂ,ㅅ,ㅇ」と複終声字「ㄺ,ㄻ,ㄼ」の10種類のみを認めた。現行正書法(ハングル正書法、朝鮮語規範集)と比べ、終声に用いる字母が少なかった。 1912年綴字法現行正書法日本語들어간다 들어간다 入る 먹엇소 먹었소 食べました 붉은빗 붉은 빛 赤い光 体言・用言の語幹はできるだけ語尾と区別してつづるとしているが、表記上10種類の終声しか認めていないため、語幹と語尾とのつづり分けは極めて不完全であった。現行正書法で終声「ㄷ,ㅈ,ㅌ,ㅄ」などと表記されるものは以下のように表記され、形態素は必ずしも一定に表示されなかった。 1912年綴字法現行正書法日本語엇고 ― 어덧다 얻고 ― 얻었다 得て ― 得た 젓고 ― 저젓다 젖고 ― 젖었다 濡れて ― 濡れた 갓흔 같은 同じ 놉흔 높은 高い 갑슬 값을 値段を 밧글 밖을 外を 빗츨 빛을 光を
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