千坂智次郎とは? わかりやすく解説

千坂智次郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/24 20:43 UTC 版)

千坂 ちさか 智次郎 ちじろう
生誕 1868年3月8日
死没 (1936-02-23) 1936年2月23日(67歳没)
所属組織  大日本帝国海軍
軍歴 1889年 - 1923年
最終階級 海軍中将
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千坂 智次郎(ちさか ちじろう、1868年3月8日慶応4年2月15日)- 1936年昭和11年)2月23日)は、日本海軍軍人。最終階級は海軍中将

経歴

米沢藩士・千坂高雅の二男として生まれる。米沢中学校攻玉社を経て、明治20年(1887年)7月に海軍兵学校14期)を卒業し、同22年(1889年)9月に海軍少尉任官。練習艦館山分隊長などを経て、日清戦争では「扶桑」分隊長として出征した。

練習艦「満珠」航海長、「高雄」航海長、「須磨」航海長、皇族(有栖川宮威仁親王)付武官、「松島」航海長、「八雲」回航委員、同航海長、「夕霧艦長などを歴任。日露戦争には「初瀬」航海長として出征したが、明治37年(1904年)5月に乗艦が触雷により沈没した。その後、佐世保鎮守府参謀、「出雲」副長、「磐城」艦長、「大和」艦長などを勤めた。

明治40年(1907年)12月、東宮武官となり、「津軽」艦長、「生駒」艦長、「八雲」艦長、舞鶴鎮守府参謀長を経て、大正2年(1913年)12月、海軍少将に進級。佐世保水雷戦隊司令官、佐世保鎮守府参謀長、練習艦隊司令官、教育本部第1部長、第2戦隊司令官などを歴任し、大正6年(1917年)12月に海軍中将となった。さらに馬公要港部司令官、第2遣外艦隊司令官、鎮海要港部司令官、海兵校長、将官会議議員を経て、大正12年(1923年)7月、予備役に編入された。米沢海軍武官会会員。

栄典

位階
勲章

親族

参考文献

  • 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
  • 外山操編『陸海軍将官人事総覧 海軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
  • 福川秀樹『日本海軍将官辞典』芙蓉書房出版、2000年。

脚注

  1. ^ 『官報』第2539号「叙任及辞令」明治24年12月15日
  2. ^ 『官報』第3199号「叙任及辞令」1894年3月1日。
  3. ^ 『官報』第4046号「叙任及辞令」1896年12月22日。
  4. ^ 『官報』第4603号「敍任及辞令」1898年11月1日。
  5. ^ 『官報』第6147号「叙任及辞令」1903年12月26日。
  6. ^ 『官報』第7640号「叙任及辞令」1908年12月12日。
  7. ^ 『官報』第451号「叙任及辞令」1914年1月31日。
  8. ^ 『官報』第1624号「叙任及辞令」1917年12月29日。
  9. ^ 『官報』第3158号「叙任及辞令」1923年2月12日。
  10. ^ 『官報』第3293号「叙任及辞令」1923年7月21日。
  11. ^ 『官報』第3727号「叙任及辞令」1895年11月29日。
  12. ^ 『官報』第3858号・付録「辞令」1896年5月12日。
  13. ^ 『官報』第5226号「叙任及辞令」1900年12月1日。
  14. ^ 『官報』第5835号・付録「叙任及辞令」1902年12月13日。
  15. ^ 『官報』第6271号「叙任及辞令」1904年5月28日。
  16. ^ 『官報』7005号・付録「叙任及辞令」1906年11月2日。p17中段
  17. ^ 『官報』第979号「叙任及辞令」1915年11月4日。
  18. ^ 『官報』第1156号「叙任及辞令」1916年6月9日。
  19. ^ 『官報』第2633号「叙任及辞令」1921年5月13日。
  20. ^ 『官報』第2927号「叙任及辞令」1922年5月8日。
  21. ^ 藤井孝男系図近現代・系図ワールド




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