北朝鮮による工作
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 00:07 UTC 版)
国交がないため、外交官としてスパイを送り込めない北朝鮮は、工作船を使ってイリーガルスパイ(民間人に偽装したスパイ)を送り込んだり、国内にいる在日韓国・朝鮮人を脅して協力(土台人)させたりといった活動を繰り広げてきた。西新井事件等の北朝鮮による拉致事件が行われたのもこの時期である。朝鮮人民軍偵察総局(朝鮮労働党対外情報調査部の後継組織)をはじめとする情報機関が他人の身分を乗っ取り、諜報活動に使うために行った(背乗り)とみられている。 不審船などによって日本人拉致、工作員の輸送、土台人の獲得工作、麻薬・覚醒剤の密輸等、現在の日本に悪影響を与えるような工作活動を指す場合が多い。不審船に関しては、1957年から2002年まで確認されているだけでも20件あまり確認されている。北朝鮮による日本に対する非難声明や、朝鮮総連の活動についても対日工作とみなしている。 「日本の民族問題#国連人権委員会特別報告」、「高江ヘリパッド問題#中国・北朝鮮等の関与」、「普天間基地移設問題#中国・北朝鮮等の関与」、「日経新聞記者北朝鮮拘束事件」、および「スパイ#北朝鮮」も参照 表 話 編 歴 北朝鮮工作員 出来事北朝鮮による日本人拉致問題(2児拉致事件) 北朝鮮への不正輸出事件 不審船事件(加賀市沖不審船事件-日向灘不審船事件-能登半島沖不審船事件-九州南西海域工作船事件-日本海中部海域不審船事件) 第一次朝鮮スパイ事件 新宿百人町事件 男鹿脇本事件 西新井事件 朝鮮学校問題に係る在日スパイ被疑事件 日本の民族問題 普天間基地移設問題 高江ヘリパッド問題 滄浪号ハイジャック事件 大韓航空機爆破事件 ラングーン事件 江陵浸透事件 文世光事件 民族民主革命党スパイ事件 2012年北朝鮮による韓国大統領選世論操作 工作機関幹部呉克烈 金容淳 金養建 任浩君 金英哲 張金哲 李完基 崔承哲 康智英 姜海龍 工作員青山健煕 安明進 元正花 キム・ミョンスク 金勝一 金賢姫 金淑姫 キム・ナムジン 金洛中 金世鎬 金東植 金東淳 金寿任 金吉旭 高大基 高基元 辛光洙 宋斗律 チェ・スンチョル 曹廷楽 趙昶煕 ムハンマド・カンス(鄭守一) 丁順権 韓竜大 ハン・クムニョン 文世光 李虎林 李善実 木下陽子(洪寿恵) 組織朝鮮労働党統一戦線部 朝鮮労働党対外連絡部 朝鮮労働党対外情報調査部 朝鮮人民軍総参謀部偵察局 北朝鮮サイバー軍 朝鮮人民軍偵察総局(朝鮮労働党作戦部) 朝鮮労働党39号室 金正日政治軍事大学 平壌414連絡所 695病院 915病院 朝鮮総連 朝鮮赤十字会 洛東江 侵入基地開城連絡所 沙里院連絡所 平康連絡所 清津連絡所 元山連絡所 南浦連絡所 海州連絡所 手段手法敵区化教育 不審船 乱数表 乱数放送 埋没連絡 偽造旅券 背乗り 土台人 通貨偽造 扇動 関連北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会 2002年日朝首脳会談 日経新聞記者北朝鮮拘束事件 よど号ハイジャック事件 第十八富士山丸事件 ズ・ダン号事件
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