北斉王室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 17:49 UTC 版)
高湛(こうたん) 演 - チェン・シャオ、日本語吹き替え - 堀江一眞 長広王→武成帝 北斉皇太弟。母は郁皇后。文武に優れ情に厚い性格であり、華美を嫌う。皇位継承の最有力者であったが婁昭君の計略によって郁皇后が毒殺され、兄・高演が即位する。郁皇后の死に際して、婁氏の謀略を知り復讐を誓う。婁氏に暗殺を企てられ逃亡してる最中に陸貞と出会い、その顔立ちと優しさに魅了されていく。後に第4代武成帝として即位する。御殿は修文殿。 高演(こうえん) 演 - キミー・チャオ(中国語版)、日本語吹き替え - 星野貴紀 常山王→孝昭帝 北斉第3代皇帝。母は婁妃(婁昭君)。高湛に比べて人格・才覚ともに劣るが兄弟の情に厚く、文宣帝の死に際しては悩みながらも婁妃の勧めで即位した(孝昭帝)。即位後も弟・高湛を気遣い、彼を皇太弟に任命し次に皇位を継承させようとしていた。過去の出来事から不仲な貴妃・蕭喚雲との間の溝を埋めようと苦難する。殿は翔陽殿。 高湘(こうしょう) 演 - 李依暁、日本語吹き替え - 阿川りょう 淮陽長公主 北斉の皇女(公主)。母は郁皇后。通称、長公主。高湛の実姉で、弟の皇族としての振る舞いを気に掛ける優しき人物。その品性の高さから婁皇太后にも気にいられるが、実母が婁氏に殺されたことは知らない。身分の低い陸貞と高湛が結ばれるのを快く思っておらず、夫・徐顯秀のいる平州から都に帰ってきた際は高湛を説得しようとする。御殿は嘉福殿。 蕭喚雲(しょうかんうん) 演 - 楊蓉(中国語版)、声優 - 金雁、日本語吹き替え - 西島麻紘 永世公主→常山王妃→貴妃→皇后 南を支配していた梁国の公主。12歳の頃人質として北斉にやって来る。この時すでに梁は傀儡国家となっており滅亡寸前。年の近かった高演、高湛と共に育てられる。高湛のことを幼少時より慕っており、彼と結婚を誓い合っていたが当時まだ貴妃だった婁昭君(後の皇后)と皇帝の計らいにより、兄・高演と結婚させられる。このことを恨み、婁皇太后や高演には反抗的な態度をとり、高湛と再び結ばれる日を夢見続けていた。御殿は含光殿。 婁昭君(ろうしょうくん) 演 - 劉雪華、日本語吹き替え - 野沢由香里 貴妃→皇后→皇太后 神武皇帝貴妃(後に皇后)であり高演の生母、皇太后。契胡族の人。自身が権力を握るために手段を選ばない残忍な人物。本来の皇位継承者であった高湛から皇位を奪い、実子・高演を帝位につけることで権力を掌握する。高湛をはじめ、脅威となる人物を殺すべく手を尽くすが、後に露見したために婁一族諸共に失脚する。御殿は仁寿殿。 郁久閭烏兀帖(いくくろうこつちょう) 演 - 白珊 平然公主→皇后 神武皇帝皇后、通称・郁皇后。柔然の公主で高湛、高相の生母。後宮の最高位にあったが、高演を皇位につけるための婁昭君の企てで毒殺された。高湛には婁氏を倒し、皇位につくよう遺言し崩御した。 周季妘(しゅうりうん) 演 - 恬妞、日本語吹き替え - 杉山滋美 契胡公主→太皇太妃 先々帝の妃、太皇太妃(周太妃)。本来、後宮の最上級権力者だが婁皇太后の策謀により、冷宮で宮女に軽んじられる生活を送る。陸貞の聡明さと優しさに感動し、側近として重く用いるとともに陸貞を危機から救う。崩御に際しては陸貞を一等宮女に任命する。
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