北半球・南半球からの観望
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 05:43 UTC 版)
北半球では星空は北極星を中心に反時計回りの方向で動いて見える。北半球において南を向いて星空を観察すると星は東から昇り西へと沈む。南半球では天の南極を中心とした星空の動きが見えるが、天の南極の位置には天の北極の北極星にあたるような明るい星は存在しない。北半球と南半球とでは星座が上下逆さまに見えるため印象も大きく異なる。極付近に近づくにしたがって星は横方向に流れるような動きになる。 下記は日本からの観望の例である(ここでは大気差、山などの遮蔽物、光害、低高度での大気の影響は考慮せず、単純に緯度と星座の赤緯のみで判断する)。以下に記載していない55の星座は、理論上は日本のどこからでも全域を見ることができる日時がある。なお、星は高度が低いほど大気の影響を受け、特に20度以下では著しく像が悪化する。たとえば、みなみのかんむり座は理論上は札幌市から全域を観望できるが、実際には九州・沖縄まで行かないと肉眼では観望しづらい。 日本からはまったく見えない星座 カメレオン座 テーブルさん座 はちぶんぎ座 日本からは一部だけしか見えない星座 <>内は、これ以南で星座の一部を見ることが可能な主な地域。 インディアン座 - <札幌市> かじき座 - <青森市> きょしちょう座 - <熊本市> くじゃく座 - <熊本市> コンパス座 - <熊本市> とびうお座 - <西表島> はえ座 - <西表島> ふうちょう座 - <沖ノ鳥島> みずへび座 - <鹿児島市> みなみのさんかく座 - <那覇市> りゅうこつ座 - <新潟市> 日本の一部の地域からは、まったく見えない星座 上記11星座(日本からは一部だけしか見えない星座)も含む。()内は、これ以南で星座の全域を見ることが可能な主な地域。<>内は、これ以南で星座の一部を見ることが可能な主な地域。 さいだん座 - (沖ノ鳥島)<札幌市> ぼうえんきょう座 - (鹿児島市)<札幌市> みなみじゅうじ座 - (西表島)<熊本市> レチクル座 - (沖ノ鳥島) - <東京都(本州島内の地域)> 日本の一部の地域からは、一部だけしか見えない星座 ()内は、これ以南で星座の全域を見ることが可能な主な地域。 いて座 - (札幌市) エリダヌス座 - (鹿児島市) おおかみ座 - (大分市) がか座 - (西表島) ケンタウルス座 - (西表島) けんびきょう座 - (札幌市) さそり座 - (札幌市) じょうぎ座 - (那覇市) ちょうこくぐ座 - (青森市) つる座 - (鹿児島市) とけい座 - (沖ノ鳥島) とも座 - (新潟市) ほ座 - (那覇市) ほうおう座 - (鹿児島市) みなみのかんむり座 - (札幌市)
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