動作概要と原理とは? わかりやすく解説

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動作概要と原理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 17:24 UTC 版)

内燃機関」の記事における「動作概要と原理」の解説

内燃機関熱エネルギー機械エネルギー変換する熱機関一種であり、レシプロエンジンピストンエンジン)やロータリーエンジン(ヴァンケルエンジン)といった容積型内燃機関ガスタービンエンジンジェットエンジンなどの速度内燃機関分けられる容積型内燃機関とは、燃焼ガス容積変化(膨張)を利用するもので、クランク機構などにより回転軸出力として機械仕事転換する内燃機関をいう。レシプロエンジン場合シリンダー気筒)の内部燃料燃焼させ、燃焼ガスピストンを押す力を利用する。このピストン往復運動クランクにより回転運動変換し軸動力を得る。また、ロータリーエンジンの場合は、作動室内での燃焼後のガス膨張によるローター公転が、エキセントリックシャフト回転させて軸動力を得る。 これに対して速度内燃機関燃焼ガス高速流れ利用するもので、タービン翼車の回転運動等を通じて機械仕事転換する内燃機関をいう。ガスタービンエンジン場合燃焼器燃料燃焼させ、燃焼ガス出力タービン回転させることで軸動力を得る。軸動力ではなく推力直接得るために、出力タービン省き燃焼ガス一方向噴出させるジェットエンジンとなる。 容積型機関は「間欠燃焼」、速度型機関は「連続燃焼」という燃焼形態違いはあるが(パルスジェットエンジン間欠燃焼式速度型機関という例外)、ともに燃焼熱により高圧となった燃焼ガスそのもの作動流体とすることは共通する。これに対し蒸気機関などの外燃機関では、機関外部熱源燃料燃焼など)により、燃焼ガスとは別の作動流体など)に熱エネルギー与え機関により動力を得る。 現代内燃機関では主に熱効率高めるために、燃焼には出力一部利用して圧縮した空気使用するディーゼルエンジンレシプロエンジン一種)のように、原理的に圧縮なしでは動作しない内燃機関もある。 積極的にデトネーション利用する事で高効率化期待されパルス・デトネーション・エンジン開発各国進められている。 内燃機関限らず燃焼プロセスを経る装置では、熱効率においてカルノー効率超えるものは、理論上ありえず、また効率最大限向上させる出力が殆ど無になる

※この「動作概要と原理」の解説は、「内燃機関」の解説の一部です。
「動作概要と原理」を含む「内燃機関」の記事については、「内燃機関」の概要を参照ください。

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