創業から沖縄を代表する百貨店へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 07:40 UTC 版)
「沖縄三越」の記事における「創業から沖縄を代表する百貨店へ」の解説
大城組の創業者である大城鎌吉により1957年(昭和32年)6月4日に株式会社大越が設立され、同年8月に大越百貨店を開店したのが始まりである。 この創業は大城鎌吉の6男であった大城康秀とその友人であった学生達の発案によるものとされている。 創業に際しては沖縄出身で三越の重役であった瀬長良直に依頼して協力を仰ぐことで、百貨店事業のノウハウの欠如を補っており、当初から三越と緩やかな提携関係にあった。 1970年(昭和45年)4月4日に三越と資本・業務提携で合意して同年8月26日に三越が大越に対する外資導入免許証を取得し、同年10月10日に三越が25%を出資して沖縄三越に商号変更して正式に三越と資本・業務提携した百貨店となった。 沖縄山形屋やリウボウインダストリーと共に沖縄の小売業を代表する企業へ発展し、那覇市の中心市街地を代表する百貨店として親しまれた。 また、大城組などと共に「大扇会」を構成し、沖縄の有力な地場資本グループの一角を担っていた。 そのため、「大扇会」のグループ企業の那覇空港ターミナルが運営する那覇空港のターミナルビル内に出店したほか、1973年(昭和48年)には「大扇会」のグループ企業の首里観光がホテル日航グランドキャッスルを開業した際にその中に出店するなど「大扇会」の一員であることを生かして観光客向けの店舗も展開した。 1991年(平成3年)4月29日には新館を増築して本店の増床を図り、1993年(平成5年)2月期には売上高約119億円を上げた。
※この「創業から沖縄を代表する百貨店へ」の解説は、「沖縄三越」の解説の一部です。
「創業から沖縄を代表する百貨店へ」を含む「沖縄三越」の記事については、「沖縄三越」の概要を参照ください。
- 創業から沖縄を代表する百貨店へのページへのリンク