前史 - アンヒビアン・バスとは? わかりやすく解説

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前史 - アンヒビアン・バス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 03:34 UTC 版)

デュアル・モード・ビークル」の記事における「前史 - アンヒビアン・バス」の解説

連合国軍占領下の日本においてバス事業者払い下げられアンヒビアンバス呼ばれたアメリカ合衆国水陸両用車については「DUKW」をご覧ください1962年昭和37年)、日本国有鉄道国鉄)は赤字ローカル線活性化切り札として、鉄軌道道路両方走行することのできるバス開発着手した。これがアンヒビアン・バスである。アンヒビアン(amphibian)とは英語で両生類意味する開発にあたっては、軌道走行用の車輪車体内蔵する方式と、別途用意され台車バス車体を装架する方式とが考えられたが、前者方式では、構造複雑になる上、内蔵する台車重量嵩み、特に道路走行時に自重半分にも及ぶ死重抱えることになることから、台車着脱を行う後者方式選択された。 国鉄では、三菱日本重工業(→三菱重工業三菱自動車工業三菱ふそうトラック・バス)製R-480形のシャシ用いて試作車製造し、043形と命名した車体国鉄指定富士重工業製となっている。同車は、同年6月鉄道開業90周年記念して開催された、「伸びゆく鉄道科学大博覧会」に出品された。 1962年5月水郡線第1次性能試験が行われた結果高速域では振動激しいため60km/h程度までしか実用に適さない推進軸ねじり振動大きいなどの問題点判明した。そこで改良加えられ12月東北本線山田線岩泉線第2次性能試験行った。さらに改造加えられ1963年3月山田線岩泉線第3次性能試験行った。 しかし、この043形は軌道乗せるために専用ジャッキを必要とし、変速機からのプロペラシャフトブレーキ配管接続を必要とするなど、軌道走行モード道路走行モード転換多大の手間と時間要したため、結局実用化されることはなかった。

※この「前史 - アンヒビアン・バス」の解説は、「デュアル・モード・ビークル」の解説の一部です。
「前史 - アンヒビアン・バス」を含む「デュアル・モード・ビークル」の記事については、「デュアル・モード・ビークル」の概要を参照ください。

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