前半部のコーナー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 07:01 UTC 版)
「世界の快適音楽セレクション」の記事における「前半部のコーナー」の解説
様々な「○○の音楽」を展開し、合間に入る番組の看板コーナー『喫茶・謎』、『亀松堂』でもその日のテーマに沿った曲を取り上げる。 この2つのコーナーは、ゴンチチの二人それぞれがおかしな店の主に扮し、相方を常連客という設定でトークを展開するもので、店では関西弁による奇妙にとぼけた会話の後で、その日の「お題」に沿った音楽が紹介される。 『喫茶・謎』 この番組最大のネタコーナーである。ゴンザレス三上が(潰れないのが謎な)喫茶店のマスターに扮し、喫茶店を取り巻く(存在自体が謎な)街の様子を語りながら、客のチチ松村に音楽を聴かせる。マスターの甥が三上という設定。 流される曲は大方がお題に沿ったチョイスであるが、時折コーナーの最後に(演奏者自体が街の住民という設定で謎な)リミックス・トラックが流されることがある。一時、住民である「マイゼル秋子」なる謎の女性によるという曲が頻繁に紹介されていた。 店は当初の設定では「ベルゼフ町」という自治体にあったとされるが、後にベルゼフ町が「平成の大合併」で隣接自治体「獣心町(じゅうしんちょう)」と合併して市制施行、「獣ベル市」となる。その後、更に隣接の「虫中心市(ちゅうちゅうしんし)」と合併して「獣ベル虫市(じゅうべるちゅうし)」となり、混沌とした様相を呈している。マスターの語るところによれば、この街では各種の動物・虫と奇妙な人間がのんきに混住しているようである。 『亀松湯』 松村が(商売になっているのか謎な)店の主人・松村亀之助に扮し、木の引き戸をガラガラと開いて入ってくる客の三上に、音楽を聴かせる。長らく古物商の『亀松堂』(『リサイクルショップ 亀松』と改名した時期あり)であったが、2019年に入浴施設に商売替えした。『喫茶・謎』に比べるとネタ度合はややソフト。 『リサイクルショップ 亀松』時代にはタイトルコールにケイコ・リーや平原綾香、吉田美奈子などのミュージシャンが参加していた。 2005年から2017年3月25日までは「バンジョー祭り」と称し、バンジョーの演奏が入っている曲を毎回紹介した。 2017年4月1日から2019年までは「人肌シンセ祭り」と称し、アナログシンセサイザーを使用した楽曲を紹介した。2017年4月1日から9月2日まではドン・ヴォーゲリ (Don Voegeli) によるアメリカの放送局に置かれていたミュージック・ライブラリーの曲を、2017年9月9日から2019年2月23日まではジャンピエーロ・ボネスキー (Giampiero Boneschi) の曲を紹介した。 2019年4月6日に『亀松湯』に転業してからは「ナナ・カイミ風呂」と称して、客の三上にナナ・カイミ(英語版、ポルトガル語版)の歌声を聞かせている。 音楽ソムリエ 2007年4月から登場。リスナーから送られてきた「様々なシチュエーション」に合わせて、出演する5人の内の誰か1人が「音楽ソムリエ」として音楽を選び、紹介する。リスナーたちもネタ狙いでシチュエーションを提示してくるため、時として相当に奇想天外な選曲が飛び出すことがある。 あの曲をかけないで かつて音楽ソムリエより以前、この様な摩訶不思議なリクエストのコーナーが在った。
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