制定時期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/16 13:39 UTC 版)
現行の都道府県章の多くは1960年代、特に各地で「明治百年」記念行事が開催された1968年(昭和43年)前後に制定されているが、現在使われている都道府県章で最も古い千葉県の県章は1909年(明治42年)に制定されたものである。東京都章は1943年(昭和18年)制定だが、デザイン自体は1889年(明治22年)に制定された旧東京市の市章を転用したもので千葉県よりも古い。現在は1989年(平成元年)に制定されたシンボルマーク(通称「いちょうマーク」)の方が多く使用されており、全国知事会のウェブサイトにも都章でなくシンボルマークのみを掲載している。また、知事の名義で交付する表彰状においても都章でなくシンボルマークが使用されている。 東京都(旧東京市)紋章 東京都シンボルマーク 千葉県と東京都以外では1911年(明治44年)の大分県、1912年(明治45年)の宮崎県、1921年(大正10年)の兵庫県、1926年(大正15年)の群馬県、1932年(昭和7年)の岐阜県、1936年(昭和11年)の佐賀県が1945年(昭和20年)の太平洋戦争終結以前に制定された県章を現在も使用している。これら7県と東京都のものは正式名称を徽章(きしょう)もしくは紋章とする点が共通している。 千葉県徽章 大分県徽章 宮崎県徽章 兵庫県徽章(現在はほとんど使用されていない) 群馬県紋章 岐阜県徽章 佐賀県紋章 平成以降では1989年(平成元年)に愛媛県が3代目、1991年(平成3年)に茨城県が2代目、長崎県が初代の県章を新たに制定した。 愛媛県章(3代目、現在はほとんど使用されていない) 茨城県章(2代目) 長崎県章
※この「制定時期」の解説は、「都道府県章」の解説の一部です。
「制定時期」を含む「都道府県章」の記事については、「都道府県章」の概要を参照ください。
- 制定時期のページへのリンク