利水施設
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万之瀬川水系には1727年(享保12年)に建設された長さ16キロメートルで30か所以上のトンネルを貫流する阿多新田疏水(万之瀬川)をはじめとして、1768年(明和5年)に建設されたといわれる長さ5キロメートルの加世田用水溝(加世田川)など多数の用水路があり、1964年頃における灌漑面積の合計は3,632ヘクタールに及んだ。2004年(平成16年)には長谷川上流に金峰ダムが完成し、金峰地区県営かんがい排水事業を通じて農家2,142戸958 ヘクタールの水田・畑に水を送っている。 鹿児島市では、高度経済成長の終了後も人口の集中が続いて渇水に見舞われたことから、市域外からの導水が計画され、万之瀬川から取水することになった。本事業の施行者となった鹿児島開発事業団(現在は解散)によって万之瀬川下流部の南さつま市に設置した万之瀬取水場から11.3 kmの導水管と9.5 kmの導水トンネルの合わせて20.8 kmの導水路が建設され、導水管と導水トンネルを通じて鹿児島市に設置された平川浄水場に送水している。1982年(昭和57年)12月に着工し1989年(平成元年)7月1日から運転を開始した。さらに、2003年(平成15年)には鹿児島県と鹿児島市の共同事業により万之瀬川上流に多目的ダムの川辺ダムが完成し、水道水と工業用水を鹿児島市へ送水している。これらの水の安定供給を図るために、財団法人万之瀬川水源基金が設立され、流域の森林整備事業を行う自治体に対して補助を行っている。 万之瀬川水系の水を利用する水力発電所として河添発電所、轟発電所、麓川発電所、太田発電所が建設された。河添発電所と轟発電所は1959年(昭和34年)に万之瀬発電所へ統合された。
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利水施設
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利水施設
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五名ダム(香川県東かがわ市入野山/東かがわ市五名)1962年完成。
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