初雫とは? わかりやすく解説

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初雫【ハツシズク】(食用作物)

※登録写真はありません 登録番号 第7815号
登録年月日 2000年 3月 29日
農林水産植物の種類
登録品種の名称及びその読み 初雫
 よみ:ハツシズク
品種登録の有効期限 20 年
育成者権の消滅  
品種登録者の名称 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
品種登録者の住所 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1
登録品種の育成をした者の氏名 荒木均、今野一男永野邦明、三浦清之、浜村邦夫、大内邦夫、西村
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は,「マツマエ」と「上116」の雑種第1代に「北海258号」を交配して育成され固定品種であり,育成地(北海道札幌市)における成熟期中生の早,やや大粒収量多く酒造適性優れ障害型耐冷性が強い水稲,粳種である。型は中間型,稈長,稈の細太,剛柔及び止葉直立程度は中である。穂長はやや短,穂数は中,粒着密度はやや密,穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,有無多少は稀,長は短である。玄米の形はやや細長大小はやや大,精玄米千粒重は大,玄米見かけ品質は中の上心白多少は少である。出穂期及び成熟期中生の早,障害型耐冷性は強,耐倒伏性はやや強,脱粒性は難,収量は多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型Pi-k,穂いもち圃場抵抗性は中,いもち圃場抵抗性はやや強である。「きらら397」と比較して型が中間型であること,穂数が少ないこと,精玄米千粒重大きいこと,障害型耐冷性が強いこと,いもち病抵抗性推定遺伝子型Pi-kであること等で,「ゆきひかり」と比較して型が中間型であること,精玄米千粒重大きいこと,いもち病抵抗性推定遺伝子型Pi-kであること等で区別性認められる
登録品種の育成経過概要
この品種は,昭和62年北海道農業試験場札幌市)において,「マツマエ」と「上116」の雑種第1代に「北海258号」を交配し平成2年雑種第3代で個体選抜以後系統育種法により育成され固定品種であり,平成4年より生産力検定試験及び特性検定試験7年から地域適応性試験行い同年にその特性が安定していることを確認して育成完了したのである。なお,出願時の名称は「北海278号」であった



初雫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/15 00:47 UTC 版)

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初雫(はつしずく)は、イネ品種の1つ。

農研機構(旧農林水産省北海道農業試験場)により育成された品種。北海278号の系統番号で試験に供試され、1998年に水稲農林354号「初雫」として命名登録された。北海道に適した酒造好適米

北海道産、初の酒造好適米。玄米に酒造好適米特有の心白(しんぱく)は発現しないものの酒造適性が高い。系統番号である「278」(にーななはち)を酒の名前にしている酒造メーカーもある。

交配組合せ:マツマエ/上育116号//北海258号

関連項目


初雫(はつしずく)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 23:15 UTC 版)

酒米」の記事における「初雫(はつしずく)」の解説

1987年農研機構(旧農林水産省北海道農業試験場)にてマツマエ/上116交配から生まれたF1と北海258号を交配した後代である。「北海278号」の系統番号試験され1998年、「農林354号」として命名登録された。2000年北海道初の酒造好適米として優良品種となった出願時の名称は「雪雫」。心白発現率は低いが製麹性がよく、耐寒性にもすぐれる。寒冷な北海道にとっては画期的な開発だったため、系統番号の「278」をそのまま酒銘にしている酒蔵もある。

※この「初雫(はつしずく)」の解説は、「酒米」の解説の一部です。
「初雫(はつしずく)」を含む「酒米」の記事については、「酒米」の概要を参照ください。

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