初雪丸【ハツユキマル】(草花類)
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登録番号 | 第11777号 |
登録年月日 | 2004年 3月 3日 | |
農林水産植物の種類 | りんどう | |
登録品種の名称及びその読み | 初雪丸 よみ:ハツユキマル |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 信州うえだ農業協同組合 | |
品種登録者の住所 | 長野県上田市大手二丁目7番10号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山本俊郎、小山武弘、永井義信、齋藤直人、村山雄之助、滝澤健治、滝澤勝、澤山啓司、滝澤博和、藤森浩明 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「丸子系晩生」の変異株から育成されたものであり、花は内面上部が明青紫色で花冠裂片及び下部が黄白色、中部が浅青紫色、外面が濃紫青色で花冠裂片が黄白色の切花向きのやや晩生種である。植物体の形状は直立性、草丈は90~119㎝である。茎の直径は5.0~7.9㎜、横断面の形状は円形、上部の色は淡緑、着色程度は少、下部の色は淡緑、着色程度は無である。1節側枝発生数は1~4、2節以上の側枝発生数は1~6、1節側枝発生位置は中部のみである。葉長は7.0~9.9㎝、葉幅は2.0~2.9㎝、葉身の形状は披針形、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂~下位節に群生、開花の順序は下部より、頂部の着花数は9~12、茎当たりの総花数は50~69である。花冠の形状は鐘形、長さは5.0~5.9㎝、直径は1.2~1.5㎝、先端の直径は2.0~2.4㎝、転回は反転せず、花冠内面上部の色は明青紫(JHS カラーチャート8004)で花冠裂片及び下部が黄白(同2501)、中部の色は浅青紫(同8008)、外面の色は濃紫青(同 7607)で花冠裂片が黄白(同2501)、内面上部の斑点は少、内面中部及び外面の斑点は中、外面の縞模様の有無は無である。花冠裂片の長さ及び幅は8~9㎜、形状はⅢ型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期はやや晩で、育成地(長野県小県郡丸子町)では9月中旬~下旬である。「丸子系晩生」と比較して、花冠外面の色が濃紫青で裂片が黄白であること、花冠外面に斑点があること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に育成者のほ場(長野県小県郡丸子町)において、「丸子系晩生」の中から花に覆輪が入る株を発見、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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