初代(1999年-2011年)U61W/62W型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 05:15 UTC 版)
「三菱・タウンボックス」の記事における「初代(1999年-2011年)U61W/62W型」の解説
ブラボーの後継として1999年に登場。ミニキャブをベースにしているが、軽ワンボックス車としては初の5ナンバー車となった。初期の広告などでは「T-BOX」、「T-BOXワイド」と呼ばれていた。 駆動形式は、スズキ・エブリイやダイハツ・アトレーなどと同様にフロントタイヤが前方に移動し、エンジンを運転席下に搭載するキャブオーバーのフロントエンジンリヤドライブ方式を採用しているが、エンジンルーム後方を若干えぐり後席足元空間を拡大することで差別化を図っている。 リアシートはベンチタイプではなく独立したキャプテンシートとリアラゲッジのウォークスルー機能(タウンボックスワイドで活用された)を装備していた。ブラボーよりも小さなリアシートは快適性に乏しく、後席格納時はカーゴルームに穴ができてしまうことから、2000年のマイナーチェンジで一般的な分割格納型ベンチシートに変更されている。(モトクロスなど二輪車愛好家の中には、格納時にできる穴に二輪車のタイヤを落とし込み安定して輸送できるとして、あえて前期型を探す者もいる) リアコンビネーションランプは、丸型4灯式が採用されている。さらに通常は一体型が採用されるテールランプ(尾灯)とブレーキランプ(制動灯)がそれぞれ独立しており、これは当時、軽自動車としては唯一の例だった。上下に分割された円形のランプが左右で2つずつ横に並んでおり、外側2灯がテールランプとウィンカー(方向指示器)、内側2灯がブレーキランプとバックアップランプ(後退灯)として点灯する。 タウンボックスにはパワーウィンドウやセンターロックなどの快適装備は他のライバル車同様に標準装備だが、ブラボーに設定されていたスライドドアパワーウィンドウは搭載されなかった。さらに軽自動車初のカセットチューナーとは別に三菱独自のMMESカーナビゲーションも設定されたがダッシュボード上部が膨らむ形式のためメーカーオプション扱いとなる。
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