再軍備宣言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 01:20 UTC 版)
「ドイツ海軍 (国防軍)」の記事における「再軍備宣言」の解説
1933年に政権を奪取したアドルフ・ヒトラーは、1935年に再軍備を宣言し、その三ヶ月後にイギリスと英独海軍協定(英語版)を締結した。これにより潜水艦を除いたドイツ海軍は対英比率35%(42万595トン)を合法的に拡張する事が許された上、船体サイズもワシントン海軍軍縮条約に準じた戦艦35,000トン、重巡洋艦10,000トンまで拡大された。これを受け、海軍の拡張計画も開始される。しかし、フランス海軍の増強(超弩級戦艦ダンケルク級である)を察知したため、D級装甲艦シャルンホルスト級の改設計を行ない、同年にシャルンホルスト級2隻の建造が再開され、翌年にはビスマルク級2隻も起工される。この時期のドイツ海軍はZ計画に基づき、大規模な水上艦隊の建設をおこなう予定であった。1939年という早い時期に対英開戦となったため、これらの艦艇の建造は遅れるか別の艦の素材に転用された。 開戦劈頭、ダンツィヒのポーランド軍を砲撃する戦艦シュレスヴィヒ・ホルシュタイン 装甲艦ドイッチュラント ジョージ六世記念観艦式におけるグラーフ・シュペー 戦艦シャルンホルスト 戦艦ビスマルク 重巡洋艦アドミラル・ヒッパー 軽巡洋艦エムデン 軽巡洋艦ケーニヒスベルク 軽巡洋艦ライプツィヒ 駆逐艦レーベレヒト・マース 駆逐艦Z39 1935年型水雷艇 1940年型掃海艇
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