内部告発と事実否定、放置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/03 08:27 UTC 版)
「九州電力やらせメール事件」の記事における「内部告発と事実否定、放置」の解説
6月25日 九州電力子会社の社員が福岡県内の日本共産党事務所を訪れ、やらせメールの指示があったことを内部告発、社員向け通知文書を提供した。 6月26日 午前10時より、『放送フォーラムin佐賀県「しっかり聞きたい、玄海原発」~玄海原子力発電所 緊急安全対策 県民説明番組~』(主催:経済産業省、企画・制作・著作:経済産業省)開催。ケーブルテレビとインターネットで生中継された。視聴者からの質問が同時に受け付けられ、その数はファックス116件、メール473件、うちメールでの賛成226件、反対119件、その他128件であった。開始直前の26日朝、佐賀県議会の武藤明美議員(日本共産党)が佐賀県幹部職員にやらせメール指示文書の存在を伝えたところ、話を聞いた幹部職員は「本当なら褒められた話ではない」と感じたが、実際の文書がなく、番組放送も迫っていたため、対応を取らなかった。その後も県主催の説明会が決まるなど業務に追われ、問題が発覚した7月6日まで九州電力への確認を取っておらず、「番組直前で、国が分かりやすく説明してくれるかどうかで頭がいっぱいだった。何も手を打っていないと非難されても仕方ない」と後に述べた。 このころマンガ評論家紙屋高雪が福岡県にある九州電力関連企業の人物からやらせメール情報を受け取っており、自身のブログで紹介するとともに、やらせメールのあてこすりテンプレートを考案、掲載した。 6月28日 九州電力第87回定時株主総会。やらせメールが議論になった様子は見られない。 6月下旬 朝日新聞は「説明会の件で、九州電力が社員に『賛成・安全という議論をネットでわき起こせ』と指示していた」との情報を入手、九州電力に事実関係を尋ねたが、九州電力広報は「メールで指示することは考えられない」と否定していた。
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