八反間免
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 05:57 UTC 版)
佐世保川左岸から丘陵に続く一帯で、明治以前は農村地帯。平戸往還の佐世保本陣や平戸藩の東彼杵郡代役所が置かれるなど、江戸中期から発展を始めた。明治以後は佐世保市役所や佐世保小学校など行政・文教施設が林立した。 相生町(あいおいちょう) 佐世保川を挟んで元町に対峙する。NTT佐世保ビル(旧佐世保電信電話局)をはじめオフィスが林立する。昭和50年代までは公設市場があり、現在も跡地は地元スーパーが営業を続けている。NTT前に谷郷町バス停があるが、谷郷町は国道35号線の東側に広がる。 高砂町(たかさごちょう) 佐世保市役所の南に隣接し、市営駐車場・中央保健福祉センター(愛称「すこやかプラザ」、2009年6月オープン)等がある官庁・オフィス街。例外的に国道35号線をまたいで東側にも町域が広がっている。戦前までは海軍士官に愛用された料亭いろは楼があり、全国でも「川」の通称で親しまれた。かつては中央公民館と佐世保市保健所があったが公民館は移転、保健所は中央保健福祉センターへ改築された。久田学園佐世保女子高等学校の創業地で、中央保健福祉センター構内に記念碑が残る。 谷川町⇒谷郷町(たにごうちょう) 浜田・相生・天満町とは国道を挟み、旧八反間免の東半分の丘陵ほぼ全体を占める。海軍時代からの伝統がある万松楼は市内最大規模の収容力を誇るホテル(2014年より営業休止中)。丘陵地であることが災いし、急傾斜地に老朽民家が密集している。 天満町(てんまちょう) 相生町と高砂町に挟まれた官庁街で、佐世保警察署や県北会館が建つ。数多いタクシー会社の一つである天満タクシーはこの町に本社を置く。 八幡町(はちまんちょう) 八反間免の北限の丘陵地に広がる。町名のもととなった亀山八幡宮をはじめ、佐世保市役所・佐世保北高等学校・佐世保市水道局・西方寺などがあり、市民からの知名度も高い。ほぼオフィス・商店に占められ、民家は少ない。
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